Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

北海道の人の性格がカラッとしている理由

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北海道に移住してきていよいよ15年目に突入しています。このブログをはじめた頃はまだ13年目くらいだったのですが、月日が経つのは本当に早いものです。

何かと選択ミスが多く、続かないことが多発する私ですが、人生において胸を張って誇れることの一つが札幌移住です。

幼少の頃に漠然と抱いた北海道へのあこがれを、成人して仕事を通じてついに実現させました。「住めば都」なんて言いますが、札幌の場合は住むほど好きになる。それこそが北海道です。北海道に住んで15年になりますが、時を経るにつれてますます好きになってきています。

 

北海道の人が何でこんなにさわやかで物事にこだわらないのか考えてみました

本州の田舎から移住をしてきた私ですが、札幌の人はカラッとしているなぁとつくづく思います。仕事の初期の頃こそ、周囲との調和や同調圧力に苦しみましたが、そんな中でもよーく観察するとマイペースを貫いている人が多くいました。

誰に何を言われても仕事の主導権は渡さない。自分がやりたいように仕事をして、定時にはサクッと帰る。そんな感じです。その人の生き方は私にとってのあこがれでもありますが、どうも北海道にはこの手のタイプの人が多いように思えます。

結婚式をするにあたって北海道人の気質に驚いた

年配の先輩と話をしている時、面白い視点の意見をいただきました。

その人も、もともとは本州出身の人なのですが、奥さんが北海道の人で、結婚の際にその文化/気質の違いに驚いたそうです。

本州出身の自分の家は、何かと風習やメンツにこだわり、とても窮屈だったと言っていました。一方で奥さんの方の家はというと、余計なことには一切こだわらず「全て本人たちに任せる」といったスタンスだったそうです。

これは極端な例かもしれませんが、北海道の人はあまりこだわりが強くないのかもしれません

自分の結婚を考えてもやっぱり本州出身はめんどくさかった

私の結婚のことを考えても、正直、実家と北海道の奥さんのご両親とを合わせるのには色々肝を冷やしました。なぜかは分かりませんが、私の実家はメンツや形式にものすごくこだわるんですよね。

そんな形式主義をあまり好ましくないという思いもあり、また、自分たちの好きなように振る舞いたいという勝手な願望もあり、私たちは結局結婚式をしないという選択をとりました。今のところ後悔はしていません。

北海道の人がさばさばしているのは、移住の際に面倒な文化を捨ててきたから?

年配の先輩とお話をしていた際、興味深いお話をいただきました。

北海道の人がカラッとしているのは、屯田兵が来た際に、余計な文化を全部捨ててきたからだ。というです。ちょっと乱暴な論理のような気もしましたが、言われれてみればなるほど、その通りな気がしてきます。

かくいう私自身も、自由を求めて北の大地での暮らしを選択しました。北海道大学の学生さんにも、その手のタイプは多いですよね。

というわけで先輩の言うことはまんざら的をはずしているわけでもなさそうです。

自分も細部にはこだわらない、どんと構える北海道人になりたい

私は我が一族の中では移住第一号となるわけですが、どうせならドンと構える北海道人になりたいなぁと考えています。

自由を求めて北海道に来たのだから、自分の周囲の人の自由も阻害しない存在でありたい。そして、自由の連鎖を生み出せたらいいなぁと思います。

そんなわけで、心も身体も自由と元気いっぱいで明日からの生活も充実させていきたいですね。

こんな気持ちになれるのも、七月北海道がこれまた気持ちの良いものだからかもしれません。