航空会社のマイルにアンテナを張っている人なら、気づいた人も多いかもしれない。
ドットマネーというサイトのトップ画面に、突如「StockPoint」という画面が出現していた。このサイト、ポイントが株価に連動するというちょっと変わった仕組みになっている。
ちょうどJALマイル関連のニュースにげんなりしていたこともあり、面白そうだから登録してみた。いわゆる人柱みたいなもん。なお、JALマイル関連でげんなりしている理由については下記記事をご参照ください。もちろん興味のある方のみで結構です。
JALマイレージ陸マイラーの今後もだめかもしれない。特典航空券座席確保に関するデメリットが増えた - KitaLand
ちなみに、現段階(2018年3月)ではスマホやタブレットアプリでしかみられないという、使い勝手にまだまだ課題が残るサイトとなっている。
StockPoint(ストックポイント)の始め方?実際に3万円分のポイントを交換してみた評価と感想
- StockPoint(ストックポイント)の始め方?実際に3万円分のポイントを交換してみた評価と感想
- 何ポイントから交換できるか記載がない*キャンペーン中は1ポイントから
- ストックポイントからドットマネーにポイントを戻すことができる
- まとめ:現状、まだまだ、おすすめ!とは言えないサイト
- ストックポイントを始めるにはドットマネー&ポイントサイトへの登録が必須
『ドットマネー』というサイトに登録&資産があることが第一条件
ストックポイント利用のハードルは意外に高い。最大の壁は、「銀行から直接ポイント交換できない」という点にある。クレジットカードでの決済もだめ。銀行振り込みもだめ。
ドットマネーが交換先になっているサイト、つまり、インターネット上のポイントサイトやアフィリエイトで貯めたポイントでしか利用できないという仕様なのだ。
こんなニッチな部分を突いてくるなんて、代表取締役の大越信幸さんの目の付け所もなかなシャープだと思う。日本はポイント大国なので、ともすれば大ヒットするサービスかもしれないから、今のうちに使い込んでおくのは一つの手かもしれない。
さて、利用にあたって経由しなければいけないサイトがある。前述したドットマネーというサイトだ。公式サイトは下記↓↓
ドットマネー - 手数料無料で現金・ギフト券・ポイントにお得に交換
陸マイラーをやっている人であればドットマネーはかなり馴染みのあるサイトで登録も使用も抵抗なくできそうですが、一般の方にはどうだろう・・・ちょっとなじみが薄いかもしれません。でもまぁ、サイバーエージェントが母体の、信用できるポイント中継サイトではあります。
さて、私の場合、ドットマネーには3万超のポイントがプールされています。最近はANAマイルも貯めていても使わないし、JALの特典航空券もおそらくとれなくなってしまう。そんなわけで資産(ポイント)を持て余していたという経緯があり、思い切ってドットマネーポイント3万円分をストックポイントに交換してみました。交換に関しては、流れ通りにいけばあっさり?と申請までは可能です。
ちなみにポイントサイトで3万円貯めるためにはなんだかんだ半年くらいは時間がかかりましたよ。「すぐに貯まる!」なんて甘い話がインターネット上では散見されますが、そんなにおいしい話はなかなか落ちていません。
一気にポイントが貯まるのは、今までインターネット上で買い物をしていなかったり、クレジットカードを作ったことがなかったりという、一部のユーザーだけですね。
ドットマネーからの交換には5%の手数料がかかる
使い方に戻ります。
ドットマネーから交換先を探すと、「ストックポイント」がでてきます。「100マネー→95ストックポイント」と記載があります。100が95ポイントになるなら、まあたいした差ではない。誤差の範囲だ!
そう思って1万円分をポイント交換したら、9500ストックポイントになりました。
5%ってとてつもなく大きいです・・・。よくよく考えると、世の中、5%の利回りにどれだけの苦労を強いられることか・・・。投資をしたことがある人ならお気づきと思いますが、年間利回り5%でもだせれば、超優秀と言う部類です。私は気づくべきでした・・・手数料・・・高すぎる・・・改善すべき点の一つです。
まぁそうは言っても、株価に連動するならそこで元がとれるだろう!!ということで私は新しいもの好きなので、とりあえず1万ポイントを9500ストックポイントに交換しました。
交換タイプは11種類から選べる
*2018年3月からは11種類になりました。
以下、タイプ別に解説します。
「生活応援タイプ」
*ドットマネーサイトより(以下3画像同出典)
上記のように「生活応援タイプ」とかある。みずほ銀行の株に連動するタイプのポイントへ変換できる。
なぜみずほ・・・私が初めて株運用で失敗した銘柄ですね。パス、パス。パスパス回す。
「変動重視タイプ」
ストックポイントさんにすれば、ハリネズミが「変動重視」の生き物のイメージらしい。なぜ・・・。針が突然尖るからかっっ!!サムイ・・・
このタイプでは二つあって、「ソフトバンク」に連動するタイプと、「日本株レバレッジタイプ」の二つ。
ソフトバンクはたしかにガンガン攻めているイメージの会社だ。日本株は、今後も上がるという前提ならレバレッジをかける(倍数的に増える)のもありかもしれない。ただし逆もありえる。この二つは面白そうだから交換してみた。
*2018年4月現在、絶賛暴落中です!!運用益-1000ポイントを越えました!
逆張りタイプ
逆張りタイプという銘柄があります。その株価が上がるとポイントは下がり、株価が下がるとポイントは上がるというやつ。調べてみたら「 1357 NEXT FUNDS 日経平均ダブルイン」に連動しています。
ソフトバンクと日経平均でレバレッジ張ってみたから、保険としてここにも変えてみた。
2018年4月、3月に交換した分については運用益が出ましたので、ドットマネーのポイントに戻しました!
注目銘柄タイプ
注目銘柄はサイバーエージェントでした。ドットマネーの親会社だから??
あまり詳しく知らないのでパス。投資の基本ですが、知らないものには手を出さないのが鉄則です。
交換可能銘柄に新たに7銘柄が追加(2018年2月16日)
2018年2月16日付けで、交換できる銘柄に新たに7つの銘柄が追加されました。以下の7つとなります。
海外銘柄タイプ
・アメリカ株価指数30種類連動
・上海株式指数
アメリカ株価指数連動は今となってはだいぶ弾け具合が気になるタイミングな気がしますが。上海は面白そうですね。まだまだ上にも下にも変動しそうです。
生活応援タイプ
・イオン
・セブン&i
・KDDI
・DoCoMo
イオンとセブンを同時に投入してきたのは結構面白いと思います。個人的にはセブン&iかなぁ。これはたしかに主婦層を狙いうちしていますね。
通信大手2社は生活応援タイプに分類されましたが、ソフトバンクは変動重視タイプにされています笑 まぁ、色々とアクティブですからね、ソフトバンクは実際。(管理人ただいま爆発的に大損中)。
変動重視タイプ
・ソニー
なぜか知りませんがソニーが変動重視タイプにランクインしました。理由はよくわかりません。
いずれにせよ今回の7つの銘柄追加は、ストックポイントというアプリにとっては追い風的条件になるかと思います。選出がナイスだと思います。
何ポイントから交換できるか記載がない*キャンペーン中は1ポイントから
合計で3万円分のポイントを交換してみました。3万円で手数料1500円も手数料がとられてしまいますね。
株価変動を楽しめるのだから、証券会社の少額投資と似ている感じがします。というか同じですね。
メリットとしては、投資信託に投資しているのに、信託報酬も発生していないという点。ここは直に評価です。面白い。このサイト、面白いかもしれない。ただ、サイト内には、「貯まったポイントはホンモノの株に交換可能」と記載はあるものの、何ポイントからかは記載がない。
実際の株のように100株からだったらどうしよう・・・。
ストックポイントからドットマネーにポイントを戻すことができる
*2017年1月26日(金)追記です。
ひっそりと交換画面にドットマネーが加わっていました。つまり、ドットマネーのポイントに交換ポイントを戻すことができます。これで本格的に、貯まったポイントを株価に連動させて、運用することができるようになりました。
ですが、ここで重要な点がもう1件発生しました。
ポイントを戻す際、2%の手数料がかかるという点です。
手数料だけで、合計すると7%かかってしまいます。。
投資の世界において、7%の利回りを出すのにどれだけ苦労するでしょうか・・・。さらに、投資信託でさえ、高いものでも3%ほどが限度ですね。
そういうことを考えると、個人の見解ですが、とてもおすすめすることはできません。
まとめ:現状、まだまだ、おすすめ!とは言えないサイト
上記理由により、まだまだお勧めできるレベルのサイトではありません。世界初の株価連動型のサイトであり、目新しさがありますが、とにかく手数料が高すぎます。そもそも、サイトコンセプトが「株の世界への入口」というくらいの位置づけだからとは思いますが・・・。
ポイントやマイルにハマる層は、株とも相性は悪くないと思うんですけどね。ただ、自分もそうだけど、過剰なくらい「損すること」には敏感。そのあたりをどうするかだと思います。
*2018年3月追記 2カ月連続で交換手数料無料&5%キャッシュバックキャンペーンというものが実施されました。これが継続的に実視されるのであれば、遊んでみる価値はあるサイトかもしれません。
交換手数料が無料で、かつ5%がキャッシュバックされるので、交換して戻すだけで、3%の利益が出ます。なぜ3%かと言えば、ストックポイントからドットマネーポイントに戻す際に2%の手数料が発生するためです。
株価変動のリスクさえ押さえこめば、高確率で3%キャッシュバックができるので、かなり面白い自体となっています。
2018年4月 増量キャンペーンは3%になってしまいました。これでは旨みがないですね・・・。
では続いて、会社情報とか、そのあたりを見てみましょう。
会社情報とCEOなど
代表取締役社長/CEO
大越信幸
株式会社電通(プロモーション局、マーケティング統括局、インターネットビジネス局)を経て、自身でマーケティング/システム構築会社(株式会社モードツー)を起業。同社代表取締役退任後、学習塾、スポーツNPO団体など立ち上げ。2016年11月にSTOCK POINTへ参画、2017年7月代表取締役社長就任。
ん。電通の名前が出てる。賢い人なんだな。ちょっとだけ安心な感じ。
代表取締役/Founder
土屋清美
東京工業大学理学部卒業。電通国際情報サービスにて、銀行の市場系や海外系のシステムの開発と立ち上げに従事。その後、ネット金融機関向けの金融情報提供サービスをメインに行うベンチャーに所属。2006年、金融業界と不動産業界へのITソリューションを提供するコンサルティング会社Sound-Fを設立。2016年9月、STOCK POINT設立。
うーん。特にコメントなし。よくわかりません。正直。
資本金:5,173万円(資本準備金:4,873万円)
社員数:10名 (2017年8月末現在)
決算期:8月
事業内容:世界で初めての、株価連動型ポイント運用システムを開発。サービスを提供。
商品やサービスを受けることでもらえる ポイントを貯めることで、いつのまにか株主に!
ポイントを好きな銘柄の株式ポイントと交換。株価と連動してポイントを運用
資本金は結構ある方だと思うけど、どうやって貯まったポイントを株に変換するのだろう。SBI証券とかと連携するのかな。謎が深まる感じです。
正直、まだ僕は株に変えたことがないのもあり、未知数すぎます。株式未経験者に慣れを与えるのが狙いかなぁと。国の流れともあっているし、とするとそのうちSBI系列とも連携しそうで面白そうではあるなぁと。
ストックポイントの交換タイミング
これがまたややこしいので、実体験を元にしなければレポートの仕様があります。
とりあえずは、2018年3月段階での実体験を書き綴りたいと思います。
まず、ドットマネーのポイントをストックポイントに交換する場合は、私の経験上、翌営業日後の株価に等価交換されました。
具体的には、
2018年3月5日(月)午前8時頃に5000ポイント、
2018年3月5日(月)昼12時頃に2000ポイント、
これをそれぞれ交換申請しましたが、
どちらも2018年3月6日(火)16時頃に「交換完了」のお知らせが来て、実際に等価交換されていました。
交換ポイントは、6日の投資信託の終わり値を元に算出されていました。
つまり、交換は翌営業日の終わり値と言えることができます。
その日の値動きを見て交換できないっていうのは結構痛いですよね・・・とほほです。
ネットで貯まったポイントはマイルではなく投資へ
実はネットて貯めたポイントは積極的に投資に回しています。
2017年は陸マイラーと仮想通貨がめちゃくちゃ流行りました。
僕の場合は少ないリスクで住宅ローンのお金を創ることがゴールですので、ネットで生まれた小銭は積極的に投資へ回します。株については経験があるからある程度はいけそうです。仮想通貨、まだ間に合うかな?とも思いますが、いかんせんもはやギャンブルでしかないような気がします。
まぁ一応、とりあえず口座だけでも作ってみました。ビットフライヤーです。「全悲観の時こそ買え!」なんて金言があったりしますから、本格投資ですはなく、あくまでポイントの運用先として口座開設してみました。
正直、ストックポイントで高い手数料を払ってちまちま運用するよりならば、どうせネットで貯まった小銭だ!と仮想通貨で夢を見た方がましな気がします。
ということで口座開設してみましたが、10分くらいでできて驚きでした。ただ、ビットコインをはじめとした仮想通貨には、2018年1月に起きたコインチェックからの580億円不正流出事件、2014年のマウントゴックス社の倒産事件と、国が認めない通貨のリスクが浮き彫りになっているのも事実。投資ではなく投機的ギャンブルなんだろうと思っています。
通常のサラリーマン(僕)には絶対おすすめできません!!
といいつつ、小さな夢を見てポイント投資先にしている僕は馬鹿としか言いようがありません!
2018年4月!マイナス1万円くらいだったビットコインが、プラス5000円くらいになりました。やはり毎日変動が激しいです。
ストックポイントを始めるにはドットマネー&ポイントサイトへの登録が必須
結局、いまいち使い勝手が良くないと感じる「stockpoint」というサイトですが、貯めたポイントだけで株価運用できるという発想はとても面白いと思います。
ポイントを無料で貯めてしまえば、一切損はしませんからね。当然私も、ほぼ全てのポイントを無料で貯め、それをストックポイントに移行して資産運用を楽しんでいます。
流れとしては、
ポイントサイト→ドットマネー→ストックポイント
という流れになりますね。
ポイントサイトは検索をかければ山ほどでてきますが、私個人としては、JALマイルに高レートで交換できるサイトのモッピーか、広告メールがほぼ一切こないハピタスをお勧めします。
これらのサイトで「u-next」で検索すると、一カ月間無料で動画&音楽が効き放題な上、登録した瞬間に1000~1500円分のポイントがもらえるので、スタート地点には良いと思います。