Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

胆振東部地震から4日。文句をつけるよりも良い部分を探して生きていきたいと思った

北海道を直撃した大地震から4日が経ちました。

まずはこのたび北海道胆振東部地震により被害を受けられた皆様に、改めて心よりお見舞い申し上げます。自身は単に運が良かっただけということを肝に銘じておきます。

 

6日は状況をうまく把握できず、家で待機をしていました。仕事もお休みです。

7日は我が家は断水&停電が続いているため、友人の家にお世話になりました。

8日、家に帰ってくると断水&停電が終わっていました。どうやら7日夕方には復旧していたようです。また、マンションの構造上、停電になると水のくみ上げが機能しなくなるようで、結果的に水の供給が得られなかったようです。

8日の札幌の様子を見てきましたが、だいぶ復旧モードになってきて安心してきました。ただ、コンビニ等はほとんど食料がない状態です。

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セイコマートのおにぎりもホットシェフコーナーに具無しで販売されている程度でした。

と思えば、大丸のお惣菜コーナーもお肉コーナーも元気でした。

ただ、乳製品や納豆は全然お目にかかることができませんでした。もう少し物流が安定するのを待つ必要があるようです。

駅前の居酒屋がフライドポテトとスープカレーを無料配布していました。観光客用に椅子も用意してくれていたちょっと感動です。観光客ではありませんがいただきました。ありがとうございました。

何度か利用したことのある、ルンゴカーニバルというお店です。真狩野菜を使用している居酒屋さんですね。

 

9日今日は溜まっている仕事の処理&会社の様子見を兼ねて会社へ行ってきました。上層部の方々が今後の対応に追われていました。

 

今回の震災では札幌民の良い部分をいくつか目にすることができました。と言っても、そもそも札幌が好きだからこそ良い部分に目が行くんですけどね。

レジで強奪等が起きなかった。やはり日本人はすごいと思った

6日未明に地震が起きてすぐ、近所のセブンイレブンへ行きました。地震によって酒類が床に散乱し、警報音が鳴る中、なんとセブンイレブンは緊急営業を続けてくれていました。なんでも、予備バッテリーに切り替えてレジが機能していたとのことです。クレジットカードやナナコも利用できたことには心底驚きました。

また、東日本大震災の時にも言われていたようですが、レジにきちんと並ぶ日本人の姿、また、極度な買占めがなく、一人ひとりのモラルに従った購入状況にもかなり驚きました。

あの場面、利己主義に走る人が多いように思えましたが、やはり周囲の空気を読むことが身についているようです。カゴにぎゅうぎゅうに購入している人はほぼみかけませんでした。

また、深夜に行った際と朝方ではレジの方も変わっていて、こんな状況でもアルバイト?のシフトを守る国民性に驚きました。自分も苦しい中、「大丈夫でしたか」と声をかけてくれた学生さんには感動すら覚えました。

逆に、すすきのでは強奪・略奪があったようで悲しいです。緊急時の犯罪は醜すぎると思います。この手の事件は許されてほしくないですね。警察の方も交通アクセスが混乱している中で操作は難航を極めるでしょうが、つかまってほしいものです。

 事件当時、現場は地震による停電で真っ暗でした。

 9月6日未明、札幌市中央区の繁華街で、34歳の男性が後ろから来た3人組の男に何度も腹を蹴られ、ショルダーバッグを奪われました。警察は強盗事件として、逃げた男たちの行方を追っています。

 事件があったのは、札幌市中央区南7条西3丁目の歩道です。

 6日午前4時20分ごろ、アルバイト先のライブハウスに行こうと北に向かって歩いていた34歳の美容師の男性が、後ろから来た3人組の男に腹を何度も蹴られ、左肩に掛けていたショルダーバッグを奪われました。

 警察によりますと、男性は現場近くのバーで飲んでいたところ、地震が発生。ライブハウスの楽器が壊れていないか確かめようと歩いて向かっていましたが、停電の影響で真っ暗だったため、道に迷っていたところ、襲われたということです。

 警察によりますと、3人組の男のうち1人が男性に体当たりし、「おい」と声をかけた後、2人がかりで男性の腹を蹴り続けました。

 2人は、男性が倒れても蹴り続け、男性が立ち上がったときにはショルダーバッグと3人が消えていて、警察によりますと、3人組は西の方向に逃げたということです。

 男性は、腕とひざに軽いけがをした模様です。

 バッグの中には、現金5万円が入った財布2個と通帳、印鑑などがありました。

 逃げた3人組の男はいずれも20代ぐらいで、白や黒のTシャツを着ていたということです。

 警察は、強盗事件として逃げた男たちの行方を追っています。

uhb.jp

 信号がなくても何とかなった

普段あまり車は使わないのですが、水を確保するためにやむを得ず、車を出しました。

全道で停電が起きているので信号も停止状態です。大きな交差点でさえついていません。

自転車とあまり変わらないスピードのトロトロ運転でしたが、何とかなるものです。譲り合いの精神で目的地までたどりつけました。ただ、あの状況での運転はもうしたくありません。

事故か火災かはわかりませんが、この数日間は救急車の音が鳴り止みません。不必要な出車は避けた方が無難だと感じました。

 現金を持ち合わせていたのはただの偶然

私は結構なキャッシュレス派なので、必要以上に現金を持ち合わせていません。ただ、運よくたまたま、支払用に現金を数万円おろしていたので決済に関する不安を感じることはあまりありませんでした。地震から二日ほどはシステムが稼働していないお店が多く、たいていは現金決済だったそうです。ネット決済やキャッシュレス化が進んでいますが、やはり現金も備えていた方がよさそうです。

震災を通じて改めて感じた防災意識

今回の大停電で痛感したのは自分の防災意識の低さです。一家を守る立場にありながら恥ずかしい話、地震直後は何をどうしたら良いのか全然分かりませんでした。もしこの地震が昼間に起きていたら、色々な意味でアウトだったような気がします。札幌全体的に。

地震が起きた時にすべき行動

窓・ドアをあける→歪んで開かなくなると困るため

ガス栓の確認→爆発を防ぐ

お大事袋、貴重品の携行→普段から用意をしていなければいけない

避難経路の確認→普段エレベーターしか利用していない場合、非常口のドアの取っ手部分(固定されて部分)を破壊して良いかすらわからない→今回迷わず破壊しました

ブレーカーを落とす→避難後だと色々な部分が気になりだします。今回の震災ではたまたま深夜で、火災が起きなくてよかったと心底思います

お大事袋の中身は整理した方が良い

東日本大震災の時に用意していたお大事袋が多少ながら役に経ちました。これを機に整理した方が良いと感じたので羅列します

・モバイルバッテリー×2

・モバイルバッテリー電池式×2

→スマホ時代なので夫婦分は用意した方が良い

・単3乾電池→最低10

・単2乾電池→最低6

・印鑑、通帳

・懐中電灯

・懐中電灯(手回し式)

・携帯ラジオ(手回し式)

・各種ネットバンク等のパスワードメモ

このほかに非常食や携帯がス等を準備しなければいけません。

あいにく札幌では物流は滞っていますので、これから順次用意していかなければいけないものが多数あります。

普段からインターネットサーフィンばかりしていないで、こうしたグッズをきちんと用意しておくべきだったと大反省しています。駄目おやじです。

明日からは企業が動きだしますので電力が心配です。私も明日からは本格的に仕事です。今回の件で、世の中の仕事は誰かのためになっているんだなぁと感心した部分もあります。私のブログは・・・仕事は・・・。ブログにしろ仕事にしろ、誰かの役に立ちたいという気持ちを失ってはいけないのかもしれません。