自動車保険を二重に契約してしまってもちゃんと返金されるという話
我が家ではインターネット保険を利用して自動車保険を契約しています。
見積もりサイト等を使うと最安値を更新できるので、おすすめです。
ただ、手続きがネット上で完結してしまう故、契約したことを忘れてしまうというトンチンカンな問題が起きることがあります。
今回私は、おかしいなぁと思いつつ、以前登録していた保険会社から「契約満了のお知らせ」の通達が届いたことをきっかけに、二つの目の保険会社に登録してしまいました。
二重に契約した自動車保険を解約するまでの流れ
まず、二重契約に気づいた時点で、どちらか一方の保険会社に急いで電話をします。
メールでの問い合わせも考えましたが、ことは急を有するので、急いで電話をしました。
次に、保険会社の担当窓口に、契約証券番号と氏名を伝えます。
すると、保険会社の方で「状況を確認する」ということで、いったん電話は終わります。私の場合はこの間5分間程度でした。
その後、保険会社から折り返しの電話が来て、解約の手続きをすすめることとなります。
二重契約した場合のお金は返金される?
10分そこそこですぐ、保険会社さんから折り返しの連絡がきました。
そこで、私の場合は、重複した日からさかのぼって、後から契約した会社の契約(電話した会社)が破棄されるという形になりました。
お金についても確認しましたが、二重になった方の契約分はすべて返金してもらえるようです。
というよりも、自動車保険については二重契約はそもそもできないようです。
生命保険では1人の人に複数の保険をかけることができますが、自動車保険では1台の車にかけられる保険は1つのみです。保険会社間で契約情報の共有が行われており、重複して契約することはできないようになっています。重複して契約した場合は保険の始期日が先の方が有効となり、始期日が遅い方は無効となります。保険会社間で情報を共有するのに2,3か月かかることがあるので申し込み自体はできてしまうのですが、申し込めても無効となるので何もメリットはありません。
また、無効となるので意味のない仮定ですが、重複契約ができても自動車保険をはじめとした損害保険は損害の穴埋めのためのものであり、損害額以上の保険金は支払われません。焼け太りができないようになっているのです。
調べてみましたが、申し込みこそできるものの、二重契約になった場合は遅かれはやから、保険会社で共有している情報で判明して、どちらか一方(後に契約した方)が解約となるとのことでした。
下記の保険会社を利用している場合は、情報が共有されるとのことです。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(あいおいニッセイ同和損保)
アクサ損害保険株式会社(アクサダイレクト)
イーデザイン損害保険株式会社(イーデザイン損保)
AIG損害保険株式会社(AIG損保)
SBI損害保険株式会社(SBI損保)
共栄火災海上保険株式会社(共栄火災)
ジェイアイ傷害火災保険株式会社(ジェイアイ)
セコム損害保険株式会社(セコム損保)
セゾン自動車火災保険株式会社(セゾン自動車火災)
ソニー損害保険株式会社(ソニー損保)
損害保険ジャパン株式会社(損保ジャパン)
大同火災海上保険株式会社(大同火災)
東京海上日動火災保険株式会社(東京海上日動)
日新火災海上保険株式会社(日新火災)
三井住友海上火災保険株式会社(三井住友海上)
三井ダイレクト損害保険株式会社(三井ダイレクト損保)
明治安田損害保険株式会社(明治安田損保)
楽天損害保険株式会社(楽天損保)
アメリカンホーム医療・損害保険株式会社 (アメリカンホーム)
Chubb損害保険株式会社(チャブ保険)
ザ・ニュー・インディア・アシュアランス・カンパニー・リミテッド(ニューインディア)
アリアンツ火災海上保険株式会社(アリアンツ)
全国共済農業協同組合連合会(全共連)
全国自動車共済協同組合連合会(全自共)
全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)
全日本火災共済協同組合連合会(日火連)
返金されるまでの流れ
結局、返金を受けるまでは3週間程度かかりました。
おおまかな流れは下記です。
・保険会社に電話
・保険会社から折り返し
・保険会社から書類郵送
・書類に必要事項記入
・返金
こんな流れでした。ちなみにクレジットカード支払いをしましたが、返金先は銀行口座でした。
こんなミスをする人はなかなかいないでしょうが、どこか遠くの誰かで、同じようなへまをしてしまった人の役に立てたら嬉しいです。
今日もそんな感じです。