Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

札幌の建売住宅の一般的デメリットを知るために住宅展示場を訪問してきました

連休を利用して住宅展示場の説明会へ行ってきました。2年ぶりです。

あの頃は右も左も分からない状態でしたが、2年間だいぶ勉強してきたつもりなので、過去のように営業マンさんの為すがままとなりません。

過去記事はこちらです

今回の訪問の目的は1つ。

  • 建売住宅住宅の一般的欠陥を知る

こちらがテーマとなります。結果としては満足の行く内容となりました。

 

 建売住宅の欠点は何か。注文住宅メーカーに尋ねてみました

建売住宅は比較的価格が分かりやすいけど・・・

新聞の折り込みチラシやインターネットで物件を漁っていると、どうしても建売住宅に目がいってしまいます。

理由は単純で、建売住宅の場合は価格がはっきり書いてあるからです。建売住宅の場合は土地を含んだ価格で表示されているので目で追いやすいのです。

ただし明瞭とは言っても、住宅と土地価格の他に仲介手数料もかかりますので、その点については注意が必要です。

建売住宅が注文住宅よりも安い理由は質を落としているから

 

今回住宅展示場で訪れた住宅メーカーさんは大手かつ注文住宅と建売住宅とどちらも扱っているメーカーさんです。建売住宅の方が安いイメージがありましたから、そのあたりの差について、率直に訪ねてみました。

 

 

 ・・・

 

 

建売住宅が相場よりも若干安い理由は、お察しの通り、住宅の質を落としているからだそうです。予想はしていましたが、はっきりと返答をもらったことには自分自身少し驚きました。やはり自分で直接行動して尋ねてみるものですね。インターネット上では情報を探した後、真偽のほどを確かめるだけでも苦労してしまいます。

建売住宅が住宅の質を落とす理由

建売住宅がその質を落とす理由は2点あるそうです。

一つは早く売りたいからです。早く売るにはどうしたら良いか。

シンプルです。値段を下げれば良いだけです。

値段を下げるのであれば当然そのひずみはどこかに生まれます。利益なのか人件費なのか設計費なのか・・・どれも関係するとは思いますが、「建売」という建築過程を見られる心配のない物件であれば、どこの経費を削りやすいかはイメージが湧きやすいですね。

ただし、地域の工務店の場合は話が変わってきます。一軒一軒の販売実績が大切な口コミネットワークとなりますので、そう簡単に手を抜くことはできません。

建売住宅は値引き額を織り込んだ価格

もうひとつ面白い話がありました。建売と聞くと値引きをしづらいイメージを抱きますが、案外とそうではないらしいのです。

建売住宅もある程度は値引きの対象となっているようです。端数を引くとかその程度かもしれませんが、建売住宅で値引きをするのにも納得の論理がありました。

維持費をかけたくないから値引きに応じてでも売る

建売住宅の場合、所有権がオーナーさんに移動するまでは、そこの固定資産税や水道、電気代等は全て会社持ちになります。一カ月1万円もいかないかもしれませんが、長期に渡って売れ残っているとそれに広告費等もかさんでいくわけですから、バカになりません。

ということでその分を織り込んでさっさと値引きに応じるという実態はあるようです。

ここから分かることは、建売住宅は建築されてからの期間が早ければ早いほど値引きをしやすい可能性がありますね。当初予定していた広告費や維持費をそっくりそのまま値引き当ててしまえばいいわけですから、会社としてはたいしたダメージにはなりません。

ただし、早期に食いつきすぎると値引きは難しいかもしれませんね。

まとめ:定量的に判断できるまでは家を購入するべきではない

さて、メインのお話を聞くことができましたので、残りの部分は話半分に聞いておきました。(営業マンさんごめんなさい・・・)。

というのも、お尋ねしたのが注文住宅を主戦場にしているハウスメーカーさんでしたから、営業トークの方向性も自然と注文住宅の方へと進んでいってしまいます。

実際に私も、やっぱり注文住宅が一番かなぁと錯覚してしまいました。

ですが家に戻って再確認できたことが一つ。

正直、上を見ていてもキリがありません。中古住宅と建売住宅を比べると新築の建売の方がイメージが良いにきまっているし、建売と新築注文住宅を比べるとこれまた、注文住宅の方がイメージが良いに決まっています。

だとしたら自分たちが最も重視するのは何なのか。

例えば家の質だとしたら、何をもって「良い」と判断するのか。

駅からの距離であれば「5分以内」と数値をもって判断できます。

話が住宅の質になった途端、定量的に判断するほどの知識がないので、なぜか相対判断で決めてしまいがちです。

だとしたら今後の方向性も一つ。自分たちの満足度に貢献する指標は何なのか。それを数値でもって定量的に表現できるようにならなければ、まだまだ家を買う段階ではないということです。

ストイックかもしれませんが、人生最大の買い物となりますので、このくらいの慎重さを持ち合わせたいものです。

お得な物件に出会った際に即動けるように知識を蓄えておく必要がある

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今回の住宅展示場の訪問で、建売住宅についての知識を蓄えることができました。

私がこうして日々住宅に関する情報を探しまわっているのは、やはり後悔する住宅購入をしたくないからです。

以前の記事でも書きましたが、昔偶然にも「駅徒歩3分」の新築一戸建てに巡りあえたことがありましたが、知識不足から判断を保留していた結果、瞬く間に売れてしまったという悔しい思い出があります。

 

いくら物件が優良に見えても、その地域に対する安心感と、しっかりした知識がなければ自信を持って行動することはできません。

その点においても、知識を蓄えて整理しておくことは非常に重要です。

 土地と家に対するアンテナを日々磨き続ける方法

皆さんは家探しの際、SUUMOやホームズなどのネット情報を中心にしていませんか。

これらのサイトは物件情報こそ多数あれ、超優良物件に出会うことは稀です。

条件の良い物件は、その条件が良ければ良いほど市場に出回る前に不動産屋さんを介して売れてしまうためです。

家探しと土地探しは情報戦です。本当に優良物件に出会いたければ多方面にアンテナを張っておくことが大切です。

 

そこで私が推したい方法を二点紹介することです。

 

一つは地域の不動産屋さんのメール会員に登録しておくことです。

そうすることで不動産屋さんに入ってくる情報を、一般市民の自分へも流してもらうことができます。

もう一つが「タウンライフ不動産売買」というサイトを使っての資料請求です。

 

「タウンライフ不動産売買」

 

まず、当たり前ですが会員登録は無料です。

ここに会員登録しておくと、全国300社の不動産屋さんから情報が上がってきます。

その大半がSUUMO等のサイトより先の未公開情報なので、この時点で特に競合するエリアについては他の人よりも一歩リードできます。

会員登録の所要時間は約1分です。これで土地情報から中古住宅情報まで入ってきます。ぜひ上手に活用したいものです。

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