Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

札幌で新築一戸建ての家づくり:ノーアポで不動産屋さんに飛び込んでみました

札幌に移住して15年が経とうとしています。

勇気を出して札幌に移住し、その後は仕事を見つけるのにはやや苦労しましたをが、何とかそれなりに、小さく、豊かに暮らすことができているように感じています。

次の私の目標はずばり自分の住宅の購入です。おそらくは人生で最も高価な買い物となります。

今後は不動産価格の上昇もさして期待できませんから、一軒家を購入するというのはあまり合理的な選択とは思えません。ですが、子供や奥さんとの生活を考えた時、いつか手にしたいのが夢のマイホームです。

いつか夢のマイホームを建てたい!

こんな気持ちを抱きながら、今日もブログづくりに励んでいます。

 

 

さて、とにもかくも、あこがれのマイホームに向けて今回は夢の一歩を踏み出してみました。

唐突でしたが、家の近くの不動産屋に飛び込んでみたのです。

 

 予約をしないでいきなり不動産屋さんに飛び込んでみました

家探しのスタートは通常、住宅展示上へ足を運ぶことからはじまります。

そこで良い出会いがあればそのままメーカーさんとの交渉、良い出会いがなければ家がしは一旦リセットとなってしまい、自力で家を探すこととなります。

 

私の場合も、以前住宅展示場を訪れたことがありましたが、各社の猛烈な営業プッシュに嫌気がさし、その後家探しはすっかり停滞してしまいました。(そのうちの数件からはいまだにダイレクトメールが自宅のポスト届いています。)

 それからしばらく経ったのですが、ふとある日の土曜日思い立ちました。

 

 

土地屋さんに行ってみよう。

 

きっかけは本当にひょんなことです。雨、暇・・・様々な条件がただたんに重なっただけです。世の中、タイミングって本当に大事です。

早速家の近くの不動産屋さんまで徒歩で出向いてみました。もちろんノーアポ。服装はジャージにスニーカーです。

さて、僕が飛び込んだ不動産屋さんはいわゆる今流行りのちょっとポップな感じのお店です。漫画に出てくるような極悪不動産屋の印象はありません。

とはいえそもそも僕の心は昔読んだ「ナニワ金融道」やら「ミナミの帝王」に支配されています。

不動産屋さん=怖い というイメージが離れません。

「海千山千の百戦錬磨の営業マンが出てくる・・・きっと出てくる・・・」と構えて訪問しましたが、

とっても綺麗なお姉さんが応対してくれました

うれしー!と思いつつ、

僕の恰好を一瞥した後、怪訝そうな顔をしたことを僕は見逃しませんでしたよ。

さて、ノーアポである旨、漠然と土地や一戸建てを探している旨を伝えると、しばらく間が空いてから、奥の空いているスペースへと案内されました。

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あのお姉さんが案内してくれるなかぁとドキドキしていると、

 

出てきました!

海千山千百戦錬磨のオーラを醸し出すおじさんが出てきました!

こいつぁやべえやつだと僕の第六感が告げています。

全身の毛穴をぶち明けて、全力で交渉に臨まなければ確実にヤられる・・・飲み込まれっる・・・そんな思いを胸に、こっそりとスマートフォンのお気に入りページ(某住宅ローンブログ)を参照しながら交渉に臨みます。

住みたい地域が決まっていないと不動産屋さんも困る

まず、土地屋さんに行ってからは、はじめに面談シートなるものに記入することになります。

当たり前のことですが、住みたい地域が決まっていないと不動産屋さんもアドバイスの使用がありません。

僕は基本的にとにかく札幌に住みたい!くらいにしか考えていませんでしたから、可能な土地地域には全てにチェックを入れました。

これには不動産屋さんもたじたじでした。

「できれば〇〇区くらいは限定してほしい。」と言われたので、

「札幌で一番人気なのは西区なので、西区の地下鉄沿線で試してみよう」という気持ちで、

「西区希望です」と答えました。

希望地域のあとは希望の土地の大きさを訪ねられる

希望地域の申告が終わった後は、希望の土地サイズの申告に入ります。

正直、土地サイズなんて漠然としか考えていません。何せこちらは飛び込みです。

自分は本州の田舎育ちだったので、田舎に住む両親の土地サイズを幸い覚えていたので、とりあえずそのくらいの大きさを申告してみました。

 

すると・・・不動産屋さんがものすごく困った顔をしていました。

私の要求があまりにもアバウトで無謀すぎて、真実を伝えるのに躊躇してようです。

 

ここで言う真実とは、札幌で地下鉄沿線にそんな大きさの土地は余ってはいないというお話です。

厳しい現実です。

当たり前のことですが、不動産屋さんを訪問する時は、希望の土地を明確にしてから訪問すると良いでしょう。

ただ、私の場合は、私の知識不足に困った不動産屋さんを目の当たりにして初めて、自分の希望の軸がブレているということに気づくこともできました。

ちなみに希望の土地の大きさに関しては、やはり標準的な一軒家の大きさを頭に入れておく必要があります。

親切な不動産屋さんだったので一緒に勉強をさせてもらいましたが、札幌で一軒家を建てる場合、駅周辺であれば100㎡前後、郊外になれば150㎡前後の「土地」が標準ということでした。

これが何を意味するかと言えば、この大きさに建てる家はさらに小さくなりますので、駅近くでは実質的に3階建ての家、かつ庭はなし、or空中というような様式になります。

漠然と夢のマイホームを描いていましたが、札幌で駅近くにマイホームを建築する場合、一般に言うような「庭つき一戸建て」というのは大変難しいものであることが分かりました。

このことが分かっただけでもノーアポで不動屋さんに飛び込んだ価値はあったと思えそうです。

不動産屋さんへ行くと住宅ローンの審査を急かされます

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私の購入希望地はかなり輪郭が曖昧なものでしたが、一方で不動産屋さんはその状況にはお構いなしで、とにかく住宅ローンの審査を急かします。

以前本で読んだこともありましたが、まことにもってその通りでした。

というのも、不動産やさんの収益は、私たちからの購入手数料と、土地所有者からの紹介手数料がメインだからです。

希望の土地を見つけて話を進めていっても、いざ購入の段階になった時に、住宅ローンの審査が通らなければ全てが不意になってしまいます。

不動産屋さんの立場からすると、これまでかけてきた労力が全てパーになってしまうんですね。

従って、不動産屋さんはとにかくその顧客が「本当に家を買える属性にあるか」をまず知りたがります。

私の場合も驚いたことに、仮の中古住宅をもって希望地区(札幌市西区)の住宅ローンの審査の書類を書く羽目になりました(後日丁寧にお断りをしましたが)。

 

ただこれ、別に悪いというわけではないんですよね。自分の属性でどれだけのローンを実際に組めるかというのを知っておくのは、後々の交渉についても大変有利になります。特に中古住宅を購入する場合は、「僕、一応仮審査は通っていますよ」というのは、売り主さんに対し購入意欲を示すのに有効で、値段交渉もしやすくなるそうです。実際に不動産の友人に教えてもらいました。

ただそれにしても、いきなり住宅ローンの審査の実務手続きまで話が進んだのにはさすがに驚きました。さすがは敏腕不動産営業マンさんといったところです。

結局、「もっとよく考えます」と伝えて不動産屋さんを後にしました

飛び込みで不動産屋さんを訪れてから約2時間が経ったところで、子供のお世話があるという理由を伝えてお店を後にさせてもらいました。

ああいった類のお店はやはり入るのも出るのもやや勇気が必要なので、多少の覚悟をもって訪問をした方が良さそうです。

また、私の場合はあえて妻を連れ添わず一人で飛び込んだのですが、これが大正解でした。不動産選びの初期の段階では、感情よりも合理性を考えて土地選びをした方が良いはずです。

その点、妻を連れ添った場合は、不動産屋さんのターゲット照準が私(夫)か妻かにぶれてしまいます。合理的選択をしたいのに、パッション優位の営業をされてしまっては目的が達成されません。

そんなわけで、土地選びの初期段階では家族としっかり話し合いを行い、合理性に長けている人物が一人で訪れた方が良いように思います。

まとめ:札幌の土地不動産屋さんに一人で飛び込んで学んだこと

札幌の土地屋さんに飛び込んで学んだことをまとめてみます。

  1. 住みたい土地をまとめてから挑まないと話が全くすすまない(それでもすすめて来ようとしたら、あまり信頼のおけない不動産屋さんだということがわかりますね)。
  2. とにかく住宅ローンの審査を通そうとする
  3. 押し売り等は特にない。ただし、突然の訪問はそれなりに勇気がある

こんな感じでした。

後日談ですが、その後はしばらくその不動産屋さんからメールがたくさん来ましたが、数カ月経つとほとんど来なくなってしまいました。住宅業界は住宅業界で、顧客の購入タイミングを計ってメールや電話をしているようです。

今度は一軒家建築を目指して、実際に住宅メーカーさんを訪問してみた時のことを書いてみたいと思います。

今日はそんな感じです。

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