Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

【家探し】JR札幌駅周辺のリセールバリューがすごいけどちょっと不安です

毎月地味に楽しみにしている雑誌の一つにフリーペーパーの『SUUMOマガジン』があります。

今週号の特集は札幌の「資産価値ランキング」です。

札幌が好きで移住してきた自分、そして、家探しを継続している私にとってはお金を払ってでも購入したくなるテーマです。これが無料でもらえるんだからなんて素晴らしい!

早速札幌の資産価値ランキングを見た感想をまとめてみました。

 

札幌圏の リセールバリュー1位はダントツのJR「札幌駅」周辺でした

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そもそもリセールバリューとは

一次情報のSUUMOマガジンによると、リセールバリューとは、「中古流通時の物件価格」を「新築分譲時の価格」で割り、それを百分率で割ったものになります。

今回のSUUMOマガジンでは参考年数が「10年間」となっていましたので、竣工から10年経った分譲マンションが対象とされています。

 

例えば、現在中古で1000万円のマンションが、新築購入時の価格も1000万円であれば、リセールバリューは100%となります。

 

固定資産税や修繕積立費を鑑みないとすればこの場合、理論上は10年間無料で住み続けて、同じ価格で売却したということになりますね。とてもお得です。

「札幌駅」周辺のリセールバリューは173.2%でした

札幌の地価の上昇はめざましいです。札幌駅周辺のリセールバリューは何と10年前比で173.2%です。

私が札幌に移住してきた頃に札幌駅周辺に分譲マンションを購入していれば・・・資産性が173.2%アップですか・・・夢があります。

今日(2019年11月26日)の道産子ワイドでも、JR札幌駅周辺の再開発が取り上げられていました。今あるエスタがそ超高層ツインビルになるんだとかなんとか。その実現が2029年だそうです。

こんなに良い情報をばかりを見れば、まだまだ札幌の不動産はいけいけな感じがして、今すぐにでも不動産屋さんに駆け込みたくなるのが信条です。

 

でも、本当にそうなんでしょうか。

この10年間は全国的に不動産価格はぐんぐんあがっているぞ

私は経済の専門家ではありませんが、日経平均と世界の株式くらにはアンテナを張っています。今現在は2019年ですので、10年前と言えば2009年です。2009年と言えばリーマンショックからわずか1年。この頃の日経平均は8000円前後を推移していました。今の半分にも及びません。ということは、この10年間は日経平均に連動して、たいていの不動産価値は上昇して当たり前のような気がします。

専門家ではありませんが、日経平均が2倍以上になった10年間において、一応の政令指定都市の都心の土地が下がってでもいたりしたら、もう色々と終わりだと思うんです。

そんなことを考えながらSUUMOマガジンのランキングを眺めていましたが、1位の札幌駅周辺こそ173%こそあれ、2位の地下鉄さっぽろ駅周辺が117.6%、その他はだんだんと下がっていって、18位の地下鉄幌平橋周辺からは98%台と、100%を切ってしまっていました。

20位までを載せて、さも札幌の不動産価格は今後も上昇し続けるという印象を与えたいのかもしれませんが、自分としてはなんだかなぁ・・・という印象です。

東京オリンピックまで残り1年を切っています。東京オリンピックが終わってからも日本の景気は良くあり続けるのでしょうか。

自分個人としては、今不動産を購入してしまうのは、まさにババ抜きのババを引く確率が高まっているタイミングじゃないかなぁ・・・と感じています。

資産性が全てではありません(むしろこのあたりは不動産会社の人と意見が合わなくて喧嘩になってしまったこともあります)。それでもいつの間にか、家を購入する際は自分の「得」を意識してしまいがちです。

そして、無意識のうちにその「得」の基準が、本来あったものとずれて言ってしまう気がします。

家を購入する際の基準はノートに書き留めてでも維持していきたい

人間の価値観は案外とぶれやすいものです。

子供と暮らすには手狭になってきたから家探しをはじめたはずなのに、気づいたらいつの間にか狭くても良いから駅チカ物件を探していたり。通勤の苦労するから駅チカで物件を探していたのが、いつのまにか郊外の広い家に目がいってしまっていたり。

自分で考えている以上に条件というものはぶれやすいものです。

 

特に家探しにおいてはいつの間にか「値段」の方へと、自然と意識が寄せられていってしまいます。

30代半ばのおじさんが家に求める条件

せっかくなので自分の家に対する願望をまとめてみます

  • 駅から徒歩10分以内
  • スーパー徒歩5分以内
  • 通勤経路にコンビニあり
  • 静かな場所
  • 老後貧乏にならないような値段
  • 治安が良い
  • 近隣の小中学校が荒れていない

ざっと書き出してみましたが、自分でも書いていてびっくりしました。

私は今のところ家購入に関しては地域性しか重視していないんですね。広いガレージとか、広い部屋とか、そういうのではなく、自分が重視しているのは地域性だということがよく分かりました。

 

ということで引き続き土地探しを続けていこうと思います。

家や土地購入に関しては、書き出してみると意外な発見があります。あと、アンテナを張り続けることも、いざという時、さっと動けるようになりますのでおすすめです。

その他関連記事

家探しを実際に実施した記事はこちらです。

家探しを始めた当初は建て売り住宅をメインに考えていました。

色々見て回るうちに、掘り出し物件というのはあまり存在しないことが分かってきました。

家族で住みたい地域を偵察してきた時の記録です。結構タメになることが分かりました。現地を見て歩くのは絶対に必要です。

 

とにかく行動。大切です。