Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

『レーベン環状通東』のモデルルーム見てきたけど価格は秘密でした

札幌に家が欲しいと思いはじめ、気づけばもう2年も経過しました。

この間、新築一戸建ておよび建て売り住宅を中心に探してきましたが、なかなか思うような土地に出会うことができません。札幌における地価も年々上昇してきているし、正直少し手詰まり状態です。

 

そこで今回は少し見方を変えて、マンション購入も視野に入れて検討してみました。

中古でも新築でもどっちでも良いですが、一番重視するのが立地です。

その点、タカラレーベンが提供する環状通り東に位置する「レーベン環状通り東」の、地下鉄までほぼ1分という立地は大変魅力に感じました。

予算は3,500万円。

どこまでくらいつけるかということで、モデルルームの見学へ行ってきました。

 

『 レーベン環状通東』のモデルルームを見学してきた感想

営業マンのスタイルは「資産性」を重視するスタイル

「レーベン環状通り東」については現地がまだ完成していないため、モデルルームは札幌駅のビル1階となります。完全予約制となっていて、やや敷居が高いという印象。

この豪華なモデルルームや受付ルームのお金も価格に反映されているのかぁと思うと、新築マンション購入の宿命とはいえややげんなりです。

 

受付の方に予約していた旨をお伝えすると、早速個室に案内されます。個室です。逃げ場はありません。半端な気持ちで来店するとえらい目に合いそうな雰囲気です。

 

個室には品の良いお菓子が置いてあり、ドリンクも数種類から選択することができます。東京拠点のマンション投資会社は北海道とは全然待遇が違うなぁと感心します。いろんな面にコストがかかっていて、コスト相応の質が提供されている感じです。

 

ちらっとテーブルの端を見ると「資産価値が下がらないマンション特集」だったかな?そんな感じのタイトルのビジネス誌がおいてありました。これまで一戸建てを探していた私にとっては一つ一つが大きな刺激です。一戸建ての場合は大抵「温かい家族の暮らしを」といった主旨がほとんどですから。

マンション販売=資産性

一戸建て=夢や潤い

これらを売る構図だというのを直感が感じ取りました。

 

簡単な詳細なアンケートに記入すると、担当が変わります。受付の方ではなく営業マンさんに変わります。いよいよ営業マンさんの登場です。

 

アンケートに基づいてマンション紹介のお話がはじまります。

 

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昨今のマンションの高騰状況、立地の資産性、住環境の良さ、金利の動向・・・かなりの情報が飛び交います。個人的には聞いていて面白い話でしたが、如何せん話が長い。

私が知りたいことは、価格のことと、実際のモデルルームの見学です。

 

いつまでも資産性の話をしていても埒があきません。正直、我が家が求めるのは資産性よりも家族の満足度です。

単刀直入に「資産運用の話は良いから、実際のモデルルームを早くみたい、価格が知りたい」と切り出しました。

 

ここまでの情報でお気づきの方もいるかもしれませんが、今回のマンションの営業マンさんのスタイルは完全に「資産性推し」です。もちろん家族の満足度や住環境と話を絡めながら紹介されますが、「この立地であれば不要になった時に簡単に値が付く」という文句は、迷っている素人の方にはかなり推しの強い文言になるのではないでしょうか。

「嫌になったら変えれば良い」というのは人生プランにおいて最高の保険に見えるような気がします。

ですが私たちの方針はそうではなく、「後悔のない選択を繰り返していきたい」です。

失敗を想定して変化するのではなく、心理が変わったら変更を受け入れるというスタイルですから、おいそれと営業トークになびくわけにはいきません。

え!販売価格を教えてもらえない・・・

今回のマンション見学の大きな目的の一つが販売価格の把握です。インターネットで公式ホームページを参考にしても価格は載っていませんので、実際に訪れてて尋ねるしかありません。

しかし、結論を申し上げれば、価格は教えてもらえませんでした。

マンションなりの「時価」」とでも言うべきでしょうか。売れ行き状況に合わせて示す値段も変更しているようです。

以前見学した某ブランズはそのあたりも教えてくれたんですけどね・・・。

黙っていても売れるような立地にあるらしく、かなり強気な営業スタイルでした。

私達のような「戸建てとマンションで迷っている」というような誓約からはやや遠目の位置に立つ客層に対しては、決断してから来い!とでも言いだしそうな営業スタイルです。

営業マンさんは始終笑顔で人当たりも良いのですが、言葉の端々でそういう雰囲気を感じ取ってしまうんですよね。

 

そういう理由で、値段を聞いても「教えられない」の一点張りです。

それどころか、「なぜ予算が3,500万円なのですか。」「大概の人が3.500万円という数字を何となくで選ぶんですよね。今時の札幌では3.500万円でマンションなんて買えませんよ」

とやや攻撃的な発言まで受けてしまいました。

 

・・・マンションギャラリー一つ見学するだけでも、厳しい世の中だなぁ。。

 

 

立地条件を考えれば本当のことなのかもしれませんが、戸建てを中心に探していた私達には考えられない、経験のしたことのない言動です。

これまでの戸建ての営業さんは、迷っているのを承知の上で色々と相談にのってくれる方々で、色々と勉強になる機会だったのですが、その方々がとてもよくできた人間だったのかもしれません。

 

さてさて、不快感が溜まってきた私達も思わず言い返してしまったのはここだけの話です。

「〇〇は3.300万円でした。地下鉄徒歩3分ですね。」

「△△は3.600万円ですね。東西線だし東豊線より条件がよさそうでした。」

 

このあたりの発言から、営業マンさんとの関係は険悪になってしまったような気がします。

胆振東部地震のことはどう考えているのだろう

札幌で暮らしている身として、忘れることのできないの昨年の胆振東部地震です。

環状通東と言えばどうしても思い出してしまうのが東15丁目近辺の地盤沈下と水道の問題。

家を買うのであれば耐震構造はもとより、地盤自体絶対に気に欠けなければいけないと思い知った経験です。

 

営業マンさんさんの答えは「耐震構造についてはかなり強度(詳細な説明あり)な構造になっている」というもので、納得のできるものでした。

 

ただ、営業マンさん自体はマンション販売のために札幌に派遣されている人で、当時の震災の怖さを経験している人ではなかったよう。

元々考え方も合わなかったこともあり、この人とは共感できないな、と悟りが降りてきて、この後はもうお話をするのをやめてしまいました。

何事も諦めが肝心。わざわざ敵を作ることも、不快な経験をすることもありません。

適度な距離をとってモデルルームをあとにしました。

マンション自体の交通条件はかなり良い

営業マンさんとの相性こそあまりよくありませんでしたが、マンション自体の条件はなかなか魅力的でした。

地下鉄駅真上の1分の物件。

札幌駅まで乗車6分。

 

たしかにこの二つの条件だけで、相当な強気な販売ができることは納得できます。

資産価値もさほど下がらないでしょう。

私たちにお金があったらまた別の発想になっていたかもしれませんが、如何せんお金が高い。教えてはもらえませんでしたが、想定3.900万円は下るまいという感じでした。

 

ついでに言えば来場予約をするだけで5,000円のクオカードをプレゼントとのこと。このあたりの広告コストを購入者が負担するという構図もなんだか納得いかないんですよね(とは言っても私もちゃっかりいただいてはいますが)。

 

まとめ:レーベン環状通東は交通条件はいい

今回訪れたマンションギャラリーは交通アクセスの面では相当に条件の良い物件でした。

ものがよければ値段が高いのもまた当たり前の話。私たちにはやや高価すぎる物件でした。ここでムリをしてしまうと今後の生活が苦しくなってしまいます。

 

また、東京から北海道へ進出してくる会社のスタイルも知ることができました。

東京の感覚ではマンション購入が当たり前。また、資産価値が目減りしない物件が人気なのも当たり前。

 同じ日本でもこんなにも感覚が違うのかと思い知りました。

 

それにしても新築物件はコストが高いと感じます。

マンションを購入するならば、自分たちは中古でいいよねと妻とそのあとゆっくり話をしました。

一戸建ての中古は勇気がいりますが、マンションであれば近隣住民の様子からある程度の住環境を予測することができます。

そんなわけで新築一戸建てから新築マンションをスルーして、中古マンションへと傾いたkitalan一家でした。

 土地と家(マンション)に対するアンテナを引き続き磨き続けていく

家探しの際、SUUMOやホームズなどのネット情報はある程度は参考になりますが、やはり現地へ足を運ぶのが一番です。

今回の経験のように、現地でなければ知ることのできないことは多々あります。

また、SUUMOやホームズは物件情報こそ多数あれ、超優良物件に出会うことは稀です。

条件の良い物件は、その条件が良ければ良いほど市場に出回る前に不動産屋さんを介して売れてしまうためです。

家探しと土地探しは情報戦です。本当に優良物件に出会いたければ多方面にアンテナを張っておくことが大切。

 

そこで私が推したい方法を二点紹介することです。

 

一つは地域の不動産屋さんのメール会員に登録しておくことです。

そうすることで不動産屋さんに入ってくる情報を、一般市民の自分へも流してもらうことができます。

もう一つが「タウンライフ不動産売買」というサイトを使っての資料請求です。

 

「タウンライフ不動産売買」

 

まず、当たり前ですが会員登録は無料です。

このサイトでは全国300社の不動産屋さんから情報が上がってきます。

その大半がSUUMO等のサイトより先の未公開情報なので、この時点で特に競合するエリアについては他の人よりも一歩リードできます。

会員登録の所要時間は約1分です。これで土地情報から中古住宅情報まで入ってきます。

使えるものはなんでも使うのが家探しのコツですね。

これからも引き続き時間と足を使って家探しを続けていきます。