陸マイラーからしたら狂気のタイトルにしか見えないかと思いますが、いかんせん、マイルだぶついてしまってどうしようもありません。
還元率で考えればマイルはあればあるに越したことはありませんが、そんなマイルも使えなければ特に意味がありません。
特に最近(2019年1月現在)ではANA、JAL共に特典航空券がかなり取りづらくなってきています。マイルを利用した特典航空券の取得は年々難しくなってきているのが現状です。
ということで一時期血眼になって貯めた東京メトロの10万ポイント(9万マイル相当)を全て電子マネーのnanacoに変えることになってしまいました。陸マイラ―失格ですね・・・
というか変えることを強制されたんですけどね!
マイルの使用には人生のライフプランが大きく影響をする
学生はふんだんにマイルを貯めるべき
人生のライフプランをざっくりで良いから考えてみます。
学生~20代は趣味が「旅行」となりやすいので、航空会社のマイルを貯める価値は十分にあります。特典航空券はとりづらくなってきているとはいえ、1マイル2~3円の価値はありますから、旅費をかなり節約することができます。
札幌→沖縄往復ですとANAの場合はわずか23000マイルで実現してしまいます。
私はこれで那覇、石垣、与那国島、宮古島などをバックパッカーの旅で楽しみましたした。学生~20代の頃の良い思い出です。
学生さんはマイルを貯めるだけで旅行の選択肢がグッと広がりますので、多少はめんどうでもマイルを貯める行為を推奨します。こうした小さな積み重ねが後々大きな差となるでしょう。
30代、旅行よりも日々のお金と家族との時間が重要になる
30代に入ると、独り旅がそこまでのステータスではなくなり、効率よく仕事をこなし、家族との時間をいかに捻出するかが大切になってきます(少なくとも自分はそう感じています)。また、子供が生まれた場合はまだ年齢も幼いことから、そこまで家族旅行を楽しむこともできません。マイルを使った家族旅行はもう数年先になるでしょう。
逆に、それよりも住宅の購入に目が行く家庭が多くなってくる年代です。
この場合は将来のマイルよりも目下の現金です。一般的な使い方ですと、マイルの使用には有効期限があります(36カ月)から、永久に貯め続けることはできません。
ということで繰り返しになりますが、3円の価値あるマイルよりも、1円として扱える現金の方が価値が高いものになってしまいます。
この論理、おかしくないですか?
しかしこれが世の常識なのです。マイル馬鹿の私の論理の方が少数派で、世間は現金派なのです。
ちなみに私の家族は典型的な庶民派です。
そんな家族につい先日、東京メトロ(通称ソラチカカード)にある10万ポイントの交換先に、nanacoがあることを突き止められました。
はううううう
予想通りの言葉が私を襲います。
「この10万ポイント、よくわからないからnanacoに変えよう」
「は?1マイル3円だとすると、30万円を10万ナナコにするということだぞ」
「だって最近あんた旅行に言ってないじゃん」
は?
「そのナナコでおむつ買おう」
「10万ナナコでセブンイレブンやらヨーカドー通い放題だね」
は?本気ですか
私に決定権はありません。実際にナナコに変えることを強制されました。
苦労して貯めた東京メトロのポイント10万ポイント(9万ANAマイル相当)をnanacoに変える
鬼の監視のもと、東京メトロのサイトへ飛びます。
ログインをすると、保有ポイント残高が出てきます。
ちなみに東京メトロのサイトのログインは23:59までです。犯罪対策ですか??
保有ポイント21万ポイントのうち、10万ポイントを移行申請します。
東京メトロのポイントをANAマイルに交換するには、0.9割掛けかつ月に20000ポイント(18000マイル分)しか移行できません。
しかしnanacoには上限がないので、3月で切れる10万ポイントを全てnanacoにぶち込みます。
私の20代後半の青春マイル予備群がキリンのような動物に食われる瞬間です。
メトロポイントから「nanacoポイント」への移行のお申込みができます。
留意事項
本サービス提供のため、お客様が入力した内容および氏名を株式会社セブン・カードサービス(以下、セブン・カードサービス)へ提供いたしますことを予めご了承ください。また、セブン・カードサービスへ提供いたしましたお客様情報の管理はセブン・カードサービスの方針に従うものといたします。
ご利用条件
本サービスは、nanacoカードの登録情報と名義が一致している「Tokyo Metro To Me CARD」の本会員(本人会員)の方のみご利用いただけます。
nanacoポイントへの移行は月1回のお申込みとなります。ただし、続けてお申込みの場合、翌月中旬以降の申請をお願いいたします。
500ポイント⇒500ポイントで移行いただけます。(移行レートは変更になる場合があります。)
500ポイント単位でのお申込みとなります。
1回の移行申請につき500ポイント以上20,000ポイントまでとなります。
移行申込みから完了までは約1~2ヶ月程度かかります。
ご注意事項
移行申請受付終了後は申請を取消すことはできませんのであらかじめご了承ください。
お申込みの際にご入力いただいたnanaco番号に不備があった場合はお申込みが無効となり、約2~3ヵ月後に減算したポイントをお戻しいたします。その際、Tokyo Metro To Me CARDを退会されていますとポイントを戻すことができませんのでご容赦ください。(個別のご連絡はいたしませんので、ご了承ください。)
※nanaco番号を正しくご入力されますようお願いいたします。
と、ここで、私の認識にエラーがありました。ANAマイルに限らず、メトロポイントの移行は各電子マネーにも月上限2万ポイントと決まっているようです。
よっしゃー!!これで僕のマイルを守れるー!!
と叫んだのもつかの間、
「交換先に楽天があるでしょ」「それもいこう、移行」。
は???
しかし繰り返しますが私に拒否権はありません。
無慈悲です。1マイルを1楽天ポイントに変えてしまうとは・・・。
メールやらクリックやらで楽天ポイントなんて簡単に貯まるのに・・・
ああああああああああああああ!!!
私の心の叫びは届きません。
今年度中に消失する10万マイルについて、今月は4万ポイントを強制移行させられました。そして素人目には目減りする、ANAマイルへの移行は許可されませんでした。
続きは来月、再来月・・・となります。月ごとの移行上限がありますからね。ポイントを貯めるのが趣味の自分にとっては地獄以外の何物でもありません。
貴重なポイントも使えなければ意味がない
世の中には「お得度」が、自分の人生のステージごとに変化するものがたくさんあります。「マイレージサービス」もそのうちの一つで、30代というステージに突入した我が家にとっては、目先のマイルよりも目下のnanacoや現金の方が優先度が高くなります。本来はそうならないように計画的にプランを練るのがベストなのでしょうが、なかなかうまくいかないのもまた現実です。特に昨今はマイルを貯める方法がかなり簡単になってきている分、特典航空券の取得が難しくなってきています。
我が家においては主力としてはnanacoやらdポイントやらを貯めることを優先事項として、JALのマイルや外資系航空券のマイル(こちらは特に有効期限を延長できるのでオススメ)は地道にコツコツこっそり貯めたいと思っています。
いずれ家族が私のマイルを必要とする時が来るでしょうから・・・。
こんな記事も書いています。JALマイル特典航空券は取りづらくなったけどまだまだ得です
2019年はラインショッピングが熱いとの予想です