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きたらんど。札幌移住とマイルと家計節約のブログ

ニセコ鯉川温泉が閉館(休業)。泉質抜群な日帰り温泉がまた一つ消えた。。

ニセコと聞くとどこまでも地価が高騰し続けるバブリーなリゾート地域というイメージが強いですよね。

実際、ニセコの中でも比羅夫エリアはその通りで、住宅地の1m単価が8500円まで上昇しているという、めちゃくちゃ人気なエリアです。

その背景にあるのはもちろんオーストラリアを中心とした海外富裕層の観光狙い。最近では中国資本も目をつけているそうです。中国とは別に、ニセコには新たにヴェールニセコという超高級コンドミニアムもできますしね。

へー、ニセコってすげえな。

でも、ひとえにニセコって言っても広いんです。

ニセコと言えばパウダースノーが人気ですが、実はニセコの奥地には名湯がひっそりとひしめいています。

その奥地の名湯温泉街が昆布温泉街。

僕の愛読書『北海道 ホンモノの温泉』の中の、北海道温泉番付でも張出横綱の称号を得ています。大自然北海道の中での「横綱」級ですから、これはめちゃくちゃ名湯ということですよ。

で、残念なニュースなのですが、このニセコの奥地の昆布温泉街でひっそりと営業していた『昆布温泉』がこの度閉館休業してしまったので、記事にします。ついでに私の体験レポート&写真つきです。

お、いつもより気合入ってるやんけ。

大好きな温泉ですからね。それではどうぞ。

休業してしまったニセコ鯉川温泉の特徴と体験レポートをまとめました

 ニセコの鯉川温泉が閉館してしまいました。北海道新聞にも載っていましたし、公式ホームページでも確認ができてしまいました。。とても残念なニュースです。以下は北海道新聞からの抜粋です。

蘭越】蘭越、ニセコ両町にまたがるニセコ昆布温泉郷で蘭越側では唯一の温泉宿「鯉川温泉旅館」(町湯里)が2月末で休業する。経営する八木周司さん(69)と千鶴さん(70)夫妻が高齢となったためで、再開時期は未定。蘭越町内では休業する温泉施設が続いており、ファンからは惜しむ声が上がっている。

 同旅館は1899年(明治32年)創業。古くから湯治場として栄え、源泉掛け流しの柔らかな湯や、小川のせせらぎを楽しめる露天風呂などが人気だった。

 ただ近年は「体力的につらい」との理由で昨年4月に宿泊をやめ、日帰り入浴と軽食だけを受け入れてきた。周司さんは「期待してくれる人には申し訳ないが、日帰りで続けるのもきつくなってきた」と話す。

 歴史ある温泉の休業に愛好家からは惜しむ声が上がる。ニセコ町の温泉ソムリエ、さとう努さん(53)は「鯉川は世界の観光客から愛される『温泉遺産』と呼ぶべき名湯。古き良き湯治場がまた一つ無くなり、さみしい」と残念がる。

 「温泉のマチ」をPRする蘭越にはニセコ昆布に加えニセコ湯本、ニセコ五色、昆布川、新見、黄金、薬師、湯の里の八つの温泉郷がある。だが薬師は2014年、新見は昨年7月、それぞれ唯一の旅館が休業。新見は今後再開する予定だが、薬師は売りに出され、今も買い手が付いていない。

鯉川温泉、月内で休業へ 蘭越 地元住民「さみしい」:どうしん電子版(北海道新聞)

鯉川温泉はニセコ昆布温泉郷では唯一の温泉宿だった

私は鯉川温泉へ日帰り入浴では行ったことはありますが、宿泊はしたことがありません。ただ、近年は宿泊の営業をやめていたと記憶しています。そこで手元の『北海道 ホンモノの温泉』で宿泊の情報について確認してみました。この書籍は、2003年に出版され、すでに絶版になっている書籍ですので結構古い情報が載っていて面白いんですよね。また、たった15年そこそこしか経っていないのに、随分多くの温泉が閉館していて、今では亡き温泉が載っていて驚きです。その中の一つに鯉川温泉も入ってしまうのか・・・。とても悲しい。

さて、宿泊部門はやはり廃止していましたが、一応施設情報だけは記録に残しておきます。

部屋数:和室16室【バスルーム無し)

夕食・朝食:部屋

 

 

以前はこんな感じで営業していたんですね。

両方部屋食かぁ!部屋食貴重だな!

ええ。立地的に、すぐ横に大きな池がありますから、池を見ながらの部屋食はさぞかし綺麗だっただろうなぁと思います。残念。

2月末が最後の営業~2018年3月1日から休業へ~

ホームページにもきちんと出ていました。この辺りはすごく丁寧さを感じます。古き良き湯守の方がいたんだなぁという印象です。

平素は、鯉川温泉をお引き立ていただき厚くお礼申し上げます。
この度、2018年3月1日より休業させていただく事となりました。

皆様にご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。

 

なお、再開の折りにはこれまで同様のお引き立てを賜りますよう

お願い申し上げます。

 

 

2018年2月につきましては、これまで通り、日帰り入浴とカフェを営業しております。

ニセコにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。

(休業日、営業時間は、公式FBにて随時お知らせいたします)

https://koikawa-onsen.jimdo.com/

 

 ホームページでも告知してくれるあたり、とても親切ですよね。

お湯はもちろん源泉かけ流し。含土類食塩水

ここの泉質ですが、個人的感想ですがもう、めちゃくちゃ良かったです。

幸いにも僕は2017年の夏にニセコの温泉郷を渡り歩いて温泉三昧な夏を送ったのですが、その際にもここのお湯はもう抜群でした。

 

完全源泉かけ流し!

 

無駄に浴槽が深い!

 

露天風呂から小さな滝が見える!

 

ジャグジーとかそういうのは一切なし!お湯だけで勝負!

 

こんな感じでめっちゃテンション上がった感覚があります。ひなびている。だけどそれでいてプライドを感じさせる温泉がめっちゃお気に入りだったんですよね。

 

泉質とか、温泉の基本的特徴もまとめました。下記のようになります。

鯉川温泉の基本的特徴

泉質:含土類食塩水

源泉温度:70.5℃

内風呂:でかいのが1

露天風呂:小さめのが1

■入浴料

大人   6 0 0 円

子供 300円(小学生以下)

幼児 100円(3歳以下)

 

 

 

2018年2月いっぱいは営業しています!!

ニセコ鯉川温泉に実際に行ってみた感想

2017年の夏、北海道の秘湯巡りと題して僕はニセコの秘湯巡りをしてみました。その秘湯の一つにあるのが、今回閉館が決まってしまった、昆布温泉の鯉川温泉旅館です。

札幌方面からニセコへ行き、その後奥地奥地へと進みます。カーナビを使っているなら普通に鯉川温泉は入力可能かと思いますが、とりあえず方向としては蘭越方面です。

 

ニセコグランドホテルを過ぎたあたりから、かなり原則します。記憶によると右手だったと思いますが、こんな道が出てきます。

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うおー!!秘湯感丸出しだぜ!!

めちゃくちゃテンションが上がります。

 

早く温泉に入りたい!早く源泉かけ流しに入りたい!!

 

北海道と言えど、真夏のじっとりした暑さが身に沁みますが、それもまた一興。厳選と共に全て洗い流してやろう!!

 

数十メートル車をさらに走らせます。

見えてきたぜ!春に美しいという、桜の木で囲まれた池が!!

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ここは桜が奇麗ということで、通には人気なスポットということです。

山の中に突如池が出現する感覚。

神聖にして静寂。

風呂を浴びる・・・いや、源泉を浴びさせていただく気持ちを整えよう。

これが鯉川温泉旅館だ!!

到着!鯉川温泉旅館に到着ぅぅぅぅ!!

 

最高にハイってやつだあダァアアアア!!グリグリグリ・・・ッッ!!

 

あこがれの鯉川温泉旅館に到着しました。

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謎に深い内湯

シンプルなつくりで、内湯が1つ。露天風呂が1つ。

写真撮影禁止の札がないことを確認して、かつ、誰もお客さんがいないのを確認して、ざばばばばーーーーん!と入りつつ、写真を撮影させてもらいます。

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見た目によらず、

 

ここ、めっちゃ深いんですよね。

 

どんくらい深いかというと、立って入れるくらい深いです。

これ、湯に体を沈めるのが困難な方を想定して、立ったままでも入れる状況を想定しての深さなんだそうです。

 

お湯だけでなく、心もあったかいねぇ。

 

 つくづく、閉館してしまうのが惜しい温泉です。

噂の滝見の露天風呂

ここは本当は冬の雪見露天風呂が最高なんだそうです。

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やや濁り気味の温泉が滔々と流れ続きます。

 

滝は?

滝は滝は??

どっぷりとつかりすぎて滝の写真を撮るのを忘れてしまいました。すみません。。

 

むむっ!!しかし、山側の奥に謎の小屋が見えるぞ!!

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なんだかよくわかりませんでした。

ただ、露天風呂に入りながら眺める山の静けさ。小さな滝のせせらぎ。

最高でした。

ありがとう鯉川温泉旅館

ニセコの温泉街は、あまり知られていませんが、本当に訪れるべき貴重な温泉街です。

昆布温泉をはじめとして、五色温泉から雪秩父まで、あまり観光客の方に知られていないのは逆に良いのかもしれません。

道道から少し奥まった地にあるだけに、外界から隔てられたような静かな静けさを提供してくれる、本当に貴重な古き良きひなびた温泉でした。

ありがとう鯉川温泉。

どなたか良識のある方が、また買い取ってくれて営業を再開してくれることを心から願います。

その時はたとえ日帰り入浴1000円になってもいくからね!

さらば鯉川温泉!また逢う日まで!!