Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

JALマイル陸マイラーの今後もだめかもしれない。特典航空券座席確保に関するデメリットが増えた

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2018年5月6日更新

JALマイルを貯めても特典航空券をとれる可能性がグッと下がりました。今日はそのことについてエントリーします。

 

JALマイルを貯めても特典航空券座席には乗れない?!JALマイルを貯めることのデメリット

嬉しいというか、悲しいというか、見方を変えれば朗報というか・・・ポイントサイトを利用することによって、JALマイルも簡単に貯められるようになってしまいました。それも貯まっているポイントの85%も!!これはもう残念としか言いようがありません。

ん?それはいいことと言えるんじゃないの?

一概にそうとも言えないんですよね。マイルを貯めやすくなるということは、それだけ特典航空券利用者が増えるということですから。

JALマイルのメリットはその貯めづらさにあった

私はもう長いこと長いことJALカードユーザーで、かつJALマイラーでした。どのくらい長いことJALユーザーだったかというと、学生の頃からです。だからかれこれもう10年以上JALユーザーです。

たいしたことないじゃん

うるさいです。まぁそれはいいとして。JALユーザーだった理由は、単純に、JALとANAを比較した結果です。

ANAと比較した時に、JALの方が地方路線が多いんですよね。例えばマイナーなところころだと、新千歳ー徳島間なんてのをJALは飛ばしていたりします。夏の阿波踊りの時期限定ですけどね。

それから、JALマイルの貯め方にはあまり抜け道がない。だからコツコツとクレジットカードを決済するしかない。

こういうJALの施策が好きでした。それでJALカードを作ったり、WAON決済をしたりなんだりして、地道にコツコツJALマイルを貯めていました。

ですがおそらくこの先、JALマイルをコツコツ貯めることに、たいした意味はなくなります。現在のANAがそうであるように、クレジットカードの決済を使って地道にマイルを貯めるといった行為は、たいして意味を持たなくなってしまいました。単純に、大量にマイルを貯められるようになってしまったからです。

JALマイルは簡単に、大量に貯められるようになってしまった

実はJALマイルは2017年の10月あたりから非常に貯めやすくなっていました。moppyというサイトの出現によるものです。下記画像をご覧ください。

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上記画像のように、簡単に言えば、このサイトで貯めたポイントの交換先にJALが出現したんです。期間限定ではありますが、それもレートが9割がけで。アプラスポイントやセゾンポイントなどはその価値の3分1でJALマイルへの交換があたり前でしたから、2倍以上の交換比率になります。これで陸マイラー業界はかなりざわざわしました。ちなみにJALマイルは普通に考えて1マイル=3円程度の価値ですから、かなりの交換レートです。moppyというサイト。5月からは80%になりましたね

下記がmoppyというサイトですが、まぁ、一応私も使っています。

モッピー!お金がたまるポイントサイト

 

上記サイトが、JALマイルが約8.5割がけで貯められるようなルートです。さらに、2018年1月からは、9割がけが実現します。

一見喜べそうなこのルート。実は陸マイラー大歓喜のこのサイト、現実としては喜んでばかりもいられません。

というのも、ANAも同様に、9割がけでマイルを貯めることができたのですが、これによる影響があまりよくない。存在感を増したのは3年前くらいだったと記憶しています。

予想通りというか当たり前というか、こうした異常な抜け道はすぐに封印されることになります。

ANAマイルは交換率9割で簡単に貯めることができた

ANAのマイルは、実はとあるインターネットのルートを利用するとそのポイントの9割で、ANAマイルに交換することができました。怪しいわけでも違法でもなんでもありません。陸でマイルを貯める人にとっては至って普通のルートです。必要なものは「ANAソラチカカード」というクレジットカードと、ポイントサイトのポイントだけです。以下に簡単にまとめますが、このエントリーではこれ以上は言及しません。

 

  • 各種ポイントサイトのポイント⇒(9割がけ交換)⇒ANAソラチカカードのポイント⇒ANAマイル(等価交換)

 *2018年3月31日をもって上記方法は使えなくなります。即ち、以後はより多くのユーザーがJALマイルに殺到することとなります・・・

このような手順を追うだけで、ANAマイルが簡単に貯められるようになりました。

逆を言えば、ANAマイルを簡単に大量に貯めるユーザーが続出してしまいました。

大量マイル保有者の続出により、ANAの特典航空券はかなり取りづらくなった

このニュースはいいニュースのようですが、全然良いニュースではありません。例えば2018年のANAの特典航空券の海外座席空席状況を見るとこんな感じです。

東京とシドニーで見てみます。

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春休みシーズンを調べてみました。

・・・全部△です。つまり「キャンセル待ち」です。空いていないんですね。ちなみに「エコノミー」クラスです。エコノミーですらこれですから、いわんやビジネスをや・・・。7,8年前はこんなことなかったんだけどな・・・、。

国内線ならまだ望みがありそうなので、国内線も調べてみましょう。

こんな感じです。

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東京ー羽田便を調べてみました。国内線ならば、思ったよりも空席がまだ目立っていました。まだ何とか持ちこたえてくれている感じです。

このあと国際線ももう一度調べてみましたが、半年以上先のエコノミークラスであれば、まだ結構空いているようです。

ですが、ゴールデンウィークや夏休みなどはかなり厳しめです。

言えることは、ANAマイルは貯めやすくなった分、かなり乗りづらくなったということです。マイルを貯めやすくなった分、かなりのデメリットが出てしまいました。

JALもANA特典航空券と同じ道をたどるしかない

モッピー(moppy)というサイトのポイントの貯めやすさにもよりますが、JALの特典航空券も、とりづらくなることが予想されます。1マイル3円程度の価値のものが、1円の価値に落ちてしまうんですから、仕方ないことですよね。この流れには乗らない方が不思議です。とすると、JALの特典航空券も、非常に鳥津k楽なってしまうということです。

分かっていてもこの流れには乗るしかない

JALの特典航空券がかなり取りづらくなることが予想されても、この流れには乗るしかありません。なぜなら、1マイル1円の価値で利用しないと、今まで通りクレジットカード決済だけでJALマイルを貯めていては、馬鹿らしく感じてしまうからです。

100円の決済で1マイルを貯めていたものが、サイト経由でポイントを利用するだけで100円が85マイルになる・・・利用しない人はいませんよね。

良くも悪くも、moppyのキャンペーンの影響は大きい

ここまで長々とお話ししてきましたが、モッピーのキャンペーンに乗る人は多いはずです。私自身も、前述したように、やらないと損をする気持ちになるので、このルートをは多分に利用するつもりです。

ただ、地道にクレジットカードのポイントをコツコツ貯める楽しみは確実に減ってきました。とすると、何か新しい施策を考えなければいけません。お金を貯めるってことは、人より一歩先に進んだ、かつ堅実な思想が重要ですから。JALマイルを貯めてもJALに乗れなくなるならば、『JALマイルを貯めずしてJALに乗る』ってのが次なる発想かと私自身は考えています。

何言ってんだお前

ちょっと調べてみるとわかりますよ。

例えばアメックスのポイントを貯めるとそれはブリティッシュエアウェイズのマイルに交換できますし、ブリティッシュエアウェイズのポイントを使ってJALの特典航空券を利用することは可能ですからね。

同じやんけ

それが、「枠」が違うんですよね。

流行ったら流行ったなりに次なる抜け道を探すに限ります。旅行マイラーなら、常にそういった新しい道を模索し続ける必要があるのではないでしょうか。ちなみに、ビリテッシュエアウェイズのマイルをどうやって貯めるかというと、AMEXのクレジットカードが最良です。こちらはまだ飽和していませんので、地道にマイルを貯めるタイプの人には楽しいことこの上ありません。