いよいよ10月に突入しました。短い秋の始まりです。北海道へ観光で来られる方は夏に比べるとぐっと少なくなります。ですが逆に考えれば、これは今がチャンスということです。観光客でごったがえさない北海道に今を楽しめるのは、地元民ならではの楽しみ方です。
来るべき本格的な秋の到来に向けて、今回の記事では2016年に撮影した紅葉写真をまとめてみました。2016年の秋は週末の天気に恵まれず、紅葉写真を追い求めるのには苦労しました。わずかばかりの写真ですがお楽しみください。
石狩・ハマナスの丘公園
以前記事にもしましたが、秋には一面がすすきでいっぱいになります。石狩街道をまっすぐ、北へ北へと進んでいくとたどり着きます。はまなすの花は本来夏の風物詩ですが、こちらのスポットは秋がかなりおすすめです。実は冬も草原のようで綺麗ですが。
【場所はこちら】
北海道大学銀杏並木
言わず知れた、北海道の大紅葉スポットです。早い年では10月の終わり頃から、通常ですと11月3日の文化の日前後で最盛期を迎えます。この時期は北海道大学側も学生さん達によるイベントを用意してくれ、北大構内全般が賑わいます。
ちなみに昨年の銀杏並木のピークは10月29日、30日でした!
学生さん達ですら、自転車を止めて立ち止まって銀杏を眺めていたりします。でもたいていの学生さんたちは素通りです。何てもったいない!!
銀杏の実がなっています。なかにはこれを拾いに来る人達も。
↑↑2016年の際は北大恵迪寮の学生さんが相変わらずのノリで不思議なことをしていました。キノコ??時代は進んでも伝統文化というものはなかな淘汰されないものですね。・・・寒そう!今年は何をしてくれるのでしょうか。
誰でしょう。こんな粋なアートを創り上げたのは!!心が嬉しくなる一枚でした。
旬を終えた後は道路一面が、銀杏の枯れ葉達で埋め尽くされます。
次第に雨が雪に変わり、銀杏並木も真っ白に染まっていきます。
大野池横の紅葉は見どころスポット
銀杏並木が紅葉を迎えるころは、実は紅葉(もみじ)の紅葉の始まりの時期でもあります。北大12条門から一番近い見どころの紅葉スポットは大野池です。大野池は北大工学部と中央食堂の間にある小さな湿地(沼)です。昭和40年頃、北大工学部の大野教授が池づくりに尽力されて今に至ることから、大野池という名前になったそうです。
http://www.eng.hokudai.ac.jp/landscape/?p=5
大野池の少し手前で堂々と立っています。多くの方々が写真撮影をしていました。銀杏並木を散策する際は忘れずにチェックしてほしいスポットです。
北海道大学構内・紅葉・その他
秋の紅葉でわくわくさせてくれるのは、北大に関して言えば銀杏並木だけではありません。実は、長期に渡って楽しませてくれるのが、ツタと紅葉です。日を追うごとに色を変え、次第に朽ちてしまう様子は何とも言えず風情があります。
北海道大学文学部前
見事なツタです。文学部棟の向かい側(中央ローンあたりにあります。)
たくさんの紅葉たち(11月初旬頃)
葉が病気にならなければ、こんな感じで素直で綺麗な紅葉に出会うことができます。
12条門を入り、メインストリートと合流する地点にあります。
札幌農学校第二農場が期間限定解放されます
北海道大学は、紅葉シーズンに限って第二農場を開放してくれます。場所は、大野池の後は北へ北へと向かいます。しばらく進むテニスコートが見えてきます。その横が北大の第二農場です。ここでは純粋に紅葉(もみじ)が奇麗です。
北海道大学の紅葉は本州のものなのだと思います。街で見るよりもも紅葉が細かいように思えます。
ところで札幌農学校第二農場は、札幌農学校時代の建築物が保管されている貴重な場所です。なんと、国の重要文化財にも指定されていますし、北海道遺産にも認定されている場所です。
中島公園
札幌市内には北海道大学に限らずとも、紅葉を楽しめる場所がたくさんあります。その一つが中島公園です。
札幌市営地下鉄南北線に乗ります。真駒内方面に乗車し、すすきの駅を通り過ぎ、次の駅が「中島公園駅」です。こちらも紅葉のスポットとして有名です。
個人的にはここはとにかく落ち葉すごくて。落ち葉だけでアートな世界を楽しめてしまう場所です。
本来池との構図が良いのでしょうが、中島公園では芝生やアスファルトに落ち葉が散っているシーンを見るのが好きです。なんだかジーンときます。
アスファルトに散る綺麗な落ち葉がフォトジェニックですね。
札幌市街地
12月を迎えること、札幌では雪が積もり始めます。本格的な冬の訪れです。
ですが早ければ11月にも雪が積もります。そんな時は下記のような写真が楽しめます。新雪の上に落ち葉が積もるのは北海道ならではかもしれません。
10月に雪が降る北海道ならではの風景写真です。
忙しい日々に追われる現代人だからこそ、自然の風物にアンテナを張り続けることも大事なのではないかと思う今日この頃です。
一眼レフカメラのレンズをしっかり磨いて、今年も写真撮影に出かけましょう!!