Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

札幌のCOZYで家を建てたらどうなる?自分サイズで安いと評判のコージーの口コミと感想

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札幌での暮らしにあこがれて本州から引っ越してきて15年になります。

今は新築一戸建てにあこがれ、ハウスメーカーを検討しています。

 

家を建てる場合、工務店選びは妥協できません。基本的には一生住むわけですから。

ただこの点に関しては正直、地道に足を使って一軒一軒見て回ったり、資料請求をしたりするしかないと思っています。

 ということで本記事では、北海道のハウスメーカーである「COZY」さんの注文住宅説明会に参加してきましたのでレポートします。

「安い」「ローコスト住宅」「寒い」「小さい」。

こんなイメージを抱いて訪問しましたが、実態をレポートします。今回COZYさんと面談をして知り得た情報、いわゆる口コミみたいなものですが、それらを中心にまとめていきます。

札幌の住宅会社『COZY』で新築一戸建てについて相談した感想 

COZYはそもそも注文住宅の分類には入らない?「半」注文住宅が正解

まず第一に、来訪してよかったと思いました。知らなかったことを知れたからです。

私はCOZYさんに関しては「ローコストの注文住宅」というイメージをもっています。

そう思われている方も多いのではないでしょうか。

ですが実際のところ、厳密な範囲では注文住宅ではないことが分かりました。

正確には「the cozy size」です。

150あるプランの中から組み合わせていくスタイルというのが正解でした。

カタログから好きな仕様を選んでいくという方式ですので、何もかも自分で決められる注文住宅とは異なります。

(ただし、自分的には好みです、すべて自分で決めるのはややつらいです)。

格安住宅のイメージだが、当の「COZY」さんにその意識はない

私は訪問するまでは「COZY」=格安住宅 というイメージで見ていましたが、面談を終えて思ったことは、当のCOZYさんそのものにはその意識はない。ということを実感しました。

というのも、一度も「安い家です」との発言が無かったんですね。営業的に当たり前といえば当たり前ですが・・・。

また、実際にCOZYで住宅を建てた友人に率直に尋ねたところ、3.500万円前後というお話でした。

大手にしては安い。相場としては並。そんなポジションになりますね。

個別説明ではミスマッチが起きやすいので注意をしてください

説明はまず、親会社のジョンソンホームズさんの説明からはじまり、次にCOZYという会社のコンセプトからはじまります。

まぁ、そこそこ興味があったのでしっかり聞きましたが、もう少し話す内容を選定してほしい!というのが正直な感想でした。長いです・・・。あらかじめ、90分しか時間がない旨は伝えていたのですが、会社とコンセプト概要の説明だけで60分を使われてしまいました。おそらく、説明用のマニュアルがあるのでしょう。

一律にお話する内容が決められている印象を受けました。

 

私としては、他の大手メーカー=「ハウスメーカー」との比較情報を知りたかったんですが、そういった内容ではなく、一から順番にCOZYさんのコンセプトについて説明がはじまります。その後、資金の話などが控えているわけですから、前半でちょっと疲れてしまいました。

自分自身の反省点でもあるのですが、説明会に行くにあたっては、知りたいことを事前に整理して、「説明が始まる前に」担当者さんに伝えた方がよいです。

 

『COZY』の家は寒くない??

 聞きたかったことの一つに、断熱材のことがありました。

当時の私は全然詳しくありませんでしたから、率直に「COZYさんの家は寒くないですか?」と尋ねてしまいました。

結論としては、暖かいようです。

家の素材に綿ではなくポリウタレン?を使っていて(記憶がやや曖昧ですが)

「通常のマンションの3倍の厚さを使っています!ここにはお金をかけています!」

という説明を受けました。

さすが北海道で人気を博している住宅メーカーなだけあります。

ただし、話の流れで一〇工務店さんの話になったのですが、話題は燃費の方に変わってしまいました。ということは逆を言えば、やはり暖かさに関しては、〇条工務店さんの方が優れているということですかね。そんな印象も持ってしまいました。

家の値段がはっきりしていて分かりやすい

前述しましたが、『COZY』さんの建てる家は注文住宅ではありません。

その代わりに150あるプランの中から組み合わせていくスタイルだそうです。

 

さて、私はこの点に関しては、自分に合っていると思いました。

 

というのも、自分には、全てを特注するようなこだわりもなければセンスもありません。正直に言えば、大衆向けである建売住宅でも良いとさえ思っています。

というわけでまぁ、優れた才能もないけど凡人になりたくない!と思う自分のようなタイプの人には合っているようです。

 

また、気になる家自体の値段ですが、オプションさえつけなければ値段は税込みで表示されてる金額通りです。

これは非常に分かりやすく、他の住宅メーカーと比較してもアドバンテージになると感じました。

というのも、注文住宅の場合は、最後の最後まで住宅の値段が分からないという不安がつきまとうからです。

 

 

住宅ローンの仕組みについて教えてもらった

今でこそそれなりに勉強して住宅ローンの仕組みにはかなり詳しくなりましたが、当時の自分は住宅ローンついてもかなりの初心者でした。

ですからそれを包み隠さずお話し、ゼロから住宅ローンの仕組みについて教えてもらいました。

営業マンさんはとにかく固定金利を推してきました。金利はいつどうなるかわからない!とおっしゃっていて、当時の私は結構、???状態でした。

 

ただ、今思えば親切な営業さんだと思います。

普通は変動の方が月々のローン返済が安く見えるので、そちらを進めるケースが多いのですが、顧客のことをよく考えてくれていたと思います。

ただし2021年1月現在、世界はますます低金利の流れになっていますので、変動も安い流れは続きそうです。

最後に支払額をシュミレーションしてもらいました

なんだかよくわからなかったので、今の家の家賃をそのまま適用してもらい、ボーナスとかゼロで計算してもらいました。

ました。

ました。ました、ました。。。。

 

あなたが借りられるお金はたぶん2800万円です。

 

建物にかけられるお金=1800万円。

土地にかけられるお金=1000万円。

 

こんな見積もりでした。

 

え??これだけ?まじですか?

↑2021年の今振り返ってみても妥当な金額です。 頭金をもっと貯めなければいけません。

 

札幌で住宅を買うために考える5つのステップ

今回の『COZY』さんの訪問で、今後5つのステップが浮き彫りになりました。良かったです。札幌で家を買うためにすることは、

  1. 住みたい土地を決める
  2. 徹底的に内覧会等に参加する
  3. ハウスメーカーを決める
  4. お金の流れを洗いざらす
  5. 購入の意志表示をする

こんな感じです。

住宅メーカーさんが何と言おうと、長い目でみて納得のいく家づくりをしたいと思います。

COZYさんに限ったことではありませんが、住宅の説明会では知識ゼロでも安心!とありますが、やっぱり基礎的な知識は必要だと実感しました。テンポの良い営業マンさんに当たると、あれよあれよと話が進んでいってしまいます。

そんな状況にならないためにも、ある程度自分で知識という武器で武装する必要がありますね。

結局は自ら額に汗して情報収集するしか方法はありません

 

住宅ローンについても本記事ではちらっと触れましたが、

「変動金利と固定金利のリスク」「元利均等返済と元本均等返済」、「フラット35とは?」このあたりのキーワードを聞いてももやもやする方は、下記の書籍で勉強をすることを強くおすすめします。私はかれこれ5回以上は繰り返し読んでいますが、めちゃくちゃわかりやすいです。

家を買うときに「お金で損したくない人」

千日太郎さんの著書、「家を買うときにお金で損したくない人」が読む本。こちらは住宅ローンの本質と家を買うことの本質がすいすい頭に入ってきます。「家を買うというのは35年=420回支払を滞らせないゲームだ」なんて言うのは実に本質をついていて、著者ならではの視点であり、かなり気に入っているフレーズです。 

北海道の家づくりの現場から

リンクを探してみましたが見つからなかったので書籍名だけご紹介します。定期的に北海道限定でコンビニや書店で販売しているようです。この著書の何が良いかと言えば、「アース21」という街の優良工務店の情報が載っていることです。北海道の工務店について詳しく知りたい場合には、ぜひ購入すると良い一冊です。フリマやヤフオクではまだまだ在庫があるような感じでした。

タウンライフ家づくり

こちらは書籍ではなくインターネットのサイトです。

サイト広告こそ風水の話を押していますが、私はそこは全然重視しません笑

それよりも、無料で間取りを作ってもらえる点、工務店登録と土地情報リクエストができる点、に強く惹かれました。

特に土地に関しては、ネットに出回る前に工務店や不動産屋さんから直接情報が入ることは多々ありますから、チャンネルは増やしておくにこしたことはありません。

こちらについてはかなり多くの工務店が登録されている(セキスイハイムなど大手も含む)ので利用価値はあります。登録も無料ですし。

面白いことに中堅工務店だけでなく大手ハウスメーカーも登録されているので、同じような間取りで値段を比較してみると面白いかもしれません。

また、間取りと料金を工務店の方から提案してくれるので、相場を判断できるというのも便利な点です。

相場観は自分の目を慣らしていくしかありませんが、こちらのサイトでもらった見積もり書と、住みたい地域の新築一戸建て建売をSUMO等で日々検索していくと、これまた面白い気づきがあるのでおすすめです。

記録として残しておきますが、2019年の北海道札幌市での郊外での注文住宅の相場は、150㎡の土地に対し、大手住宅メーカーで4000万~4500万円、地元工務店で3500万円前後です。

ちなみに私が狙っている駅近の物件に関しては、そもそも150㎡の土地自体が出てきません。110㎡前後の建売で3500万円程度という印象です。

このあたりを加味して比較すると家づくりの偏差値が上がっていく感じがして面白いです。タウンライフ家づくりは工務店比較に便利なサイトです。

タウンライフ家づくり

その他、こんな記事も書いています

札幌市において良い土地を見つけ、良いハウスメーカーを見つけるのは本当に難しいです。こればかりは、自分で足を運んで選び、また、情報も積極的に収集するしか方法はありません。

まだまだ賃貸生活が続きそうですが、チャンスが来たら飛びつく準備だけはちゃくちゃくと進めていきたいと思います。

繰り返しになりますが、

不動産屋さんへの登録、ローンの仕組みの理解、これだけは早めにやっておいて絶対に損はないです。

大好きな札幌に建てる家だからこそ妥協はしたくないという今日この頃です。

地域の不動産屋さんに飛び込んだ時のお話です

新築一戸建てで検討していましたが、中古住宅についても勉強したのでメリットをまとめてみました。

家を建てる際のデメリットについてもまとめてみました。

家探し・土地探しは根気強く継続してレポートをまとめていきたいと思っています。