KitaLand

きたらんど。札幌移住とマイルと家計節約のブログ

全日本空輸(ANA)の株価が年初来最安値となったこととエンジントラブルと安全性について

 

こんにちは、kitalanです。

2018年8月3日の終わり値で、ANAホールディングスの株価がまさかの最安値を記録しました。年初来最安値です。前日終値が4000代だったのを記憶していますので、ざっくり2%くらいの下落です。何があったのでしょうか。

投資家目線ではなく、あくまで利用者の視点から見てみます。

f:id:kitalan:20180805082513p:plain

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9202より

ANA株価下落の原因は「国際線・国内線のエンジントラブルの可能性」が原因。今後の安全性について

f:id:kitalan:20180805093035j:plain

 ANAの株価下落の一因はこちらかと思われます。8月2日付けでホームページ上で発表されています。

2018年8月2日更新

【お詫び】ANA運航便の欠航等について

弊社は安全を最優先とし、ボーイング787型機の一部機材のエンジンの点検整備を進めてまいりましたが、この度やむなく一部の国内線および国際線を欠航とすることといたしました。また、国際線の一部では、国内線機材での運航となる場合もございます。
ご利用のお客様にはご不便、ご迷惑をお掛けいたしますことを深くお詫び申し上げます。

9月1日(土)~10月27日(土)の間の国際線の欠航便の詳細は、下記の通りです。(こちらに掲載のない便は、欠航の対象ではございません。)
欠航対象便のご予約をお持ちのお客様でEメールアドレスをご登録いただいている場合にはEメールにて、未登録の場合にはお電話にて順次お知らせいたします。

 

9月以降のご搭乗分の運航ダイヤにつきましても精査を進めており、以下のスケジュールにて運航便への影響をお知らせいたします。


・9月1日(土)~10月27日(土)ご搭乗分(国内線):8月9日(木)にお知らせ
・2018年冬ダイヤ(国内線・国際線):8月21日(火)にお知らせ

【お詫び】ANA運航便の欠航等について | ANA

 

 

毎日新聞でも記事として取り上げられています。毎日新聞のネタ元も共同通信ですが。。

国際線で全部で212便の欠航です。多いですね。毎日新聞でも報じられています。

全日空は2日、ボーイング787に搭載している英ロールスロイス製エンジンの点検に伴い、9月1日~10月27日に国際線212便を欠航すると発表した。欠航はこれまで国内線にとどめてきたが、影響する乗客数を減らすために、国際線も含めた形で機体を効率的に運用することにした。7月からの累計欠航数は1209便に膨らむ。

 全日空によると、欠航するのは成田-香港が54便、中部-香港が82便、成田-ロサンゼルスが76便で、約1万6500人に影響が出る。同時期の国内線の欠航については今月9日に発表する予定で、7~8月と比べると1日当たりの欠航便数は減る見通し。(共同)

https://mainichi.jp/articles/20180802/k00/00e/020/313000c

幸いなのが、「事故が起きた」ではなくて、「少しでも可能性がある」という形で発表と対策がなされていることですね。

どのくらいヤバい状況なのか:そこまで危険ではない?

株価が年初来最安値になるくらいだから、結構ヤバい状況なのだとは感じましたが、安全性についていえば値動きほどのものではないように思えます。

開発会社が声を挙げているのが、エンジン部分のトラブルということで結構ビビっていたのですが、要するに、万一エンジントラブルが起きた場合、(本来機能するはずの予備動作が)、長時間経過すると機能しなくなる、というような主旨でした。詳しくはグーグル翻訳等を駆使して当該ページを参照していただければと思います。

飛行機や車の場合は価格よりもまず安全性が第一ですから、この対応は仕方がない部分もありますね。

We are adopting a new airworthiness directive (AD) for The Boeing Company Model 787-8 and 787-9 airplanes powered by Rolls-Royce plc (RR) Trent 1000-A2, Trent 1000-AE2, Trent 1000-C2, Trent 1000-CE2, Trent 1000-D2, Trent 1000-E2, Trent 1000-G2, Trent 1000-H2, Trent 1000-J2, Trent 1000-K2, and Trent 1000-L2 turbofan engines. This AD requires revising the airplane flight manual to limit extended operations (ETOPS). This AD was prompted by a report from the engine manufacturer indicating that after an engine failure, prolonged operation at high thrust settings on the remaining engine during an ETOPS diversion may result in failure of the remaining engine before the diversion can be safely completed. We are issuing this AD to address the unsafe condition on these products.


www.federalregister.gov

 正直、株価よりも安全性を重視してほしい

ところでANAが4月ー6月の決算について発表していますね。お金の話がメインですので、仕方がない部分もありますが、もう少し安全性についてもコメントしてほしかったです。

ボーイング787型機のロールス・ロイス(RR)製エンジン「トレント1000」の整備に伴う欠航の影響について、ANAHDの福澤一郎グループ経理・財務室長兼財務企画・IR部長は7月31日に、「上期までの影響は50億円程度で、収入への影響は1%に満たない。足もとが強く影響は軽微で、通期予想の見直しは一切考えていない」と説明した。

ANA、18年4-6月期営業益21.1%減 燃油費など費用かさむ

 

業績についてはあまり問題はないとのこと。ですが個人的には業績よりも安全性を押してほしいんですよね、株価が紙切れになったとしてもマイレージが守られたというJALの実績もありますので。一にも二にも安全重視でいてほしいものです。

なお、こちらのサイトは、航空関係のニュースがぎっしり詰まっていて、非常に読みごたえがあります。 

結局、一般ユーザーとしてどんなことに気を付ければよいのか

さて、私自身はというと、ANAの株式よりは単純に旅行をメインとしてJALやANAを利用している身分です。今回の報道を受けて正直なところ「ANAに乗りたくない」と思ってしまったのですが、調べてみると、きわめて個人的な見解ではありますが、

  • よほどの事態が重ならい限りはエンジントラブルに巻き込まれることはない
  • 対象の機材はボーイング787
  • どの路線が欠航になるかはホームページで確認。ANA側からも連絡が来る

 

とのことです。安全性に関しては気にしても気にしてもキリがない部分がありますが、発表を見る限りはそれほどでもないように感じました。

ただ、市場の反応は正直なので、株価が一気にここまで下がるというのは、素人の私の示す見解よりも、事態を重く見ている人達が一定層いる、というような気もします。

また、公式発表されている部分と内部で処理されて終わってしまう部分と、両方あるのが企業の常ですから、その辺も鑑みて行動をした方が良いような気もします。

ちなみにですが、その日の日経平均は+12円でほぼ横ばい。また、なぜかは知りませんが、JALも0.27%くらい下がっていました。

さらに補足ですが、今回のトラブルの原因になっているエンジンは、ロールスロイス製で、これはANAが採用しています。JALはというと米ゼネラル・エレクトリック(GE)製の「GEnx」というエンジンを採用しています。

エンジン会社選びが明暗を分けたということですね。

 

エンジンとは関係ないですが、マイレージに関してはJALよりもANAの方が貯めやすい状況です。ですが国際線に関してはマイルを使った特典航空券予約はANAはもはや壊滅的状態(2人以上でとる場合)。JALも随分ととりづらくなってきてしまいました。その辺のことは過去記事で書いています。

こんな記事も書いています

今日はそんな感じです。