Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

独身で保険はいらない人向け。「じぶんの積み立て保険」で控除狙いで節約貯金をしよう

保険不要派の私が明治安田生命の「自分の積み立て保険」にだけは加入している理由

私は独身時代、生命保険に入ってはいませんでした。理由はシンプルで、独身であれば自分の身に何かあったとしても金銭面において誰かに迷惑をかける心配がなかったからです。

ただしそんな保険でも入っていた保険が一つあり、その保険には今でも入り続けています。

理由は簡単、生命保険料控除の対象となる上に、途中解約でも全額返金というローリスクローリターン商品だからです。

今日はそのあたりを詳しく。

 

ほんのちょっとの知識と手間で経済生活はかなり変わってくる

f:id:kitalan:20180513165535j:plain

お金を貯めるには、毎日毎日コツコツと積立貯金をしたり、500円貯金をしたり、凄い労力をかけて節約生活に勤(いそ)しむ必要があると考えていました。

しかし、忙しいサラリーマン生活においては、そんな小さな努力は、むしろ逆に割りに合わないと考えるようになりました。

サラリーマンにとっては自由な時間の方が大切です。

従って、こまごまとした節約生活を送るよりも、生活の仕組み自体を変えて、お金が貯まる仕組みにする方が何よりも大切です。

例えば、格安simの利用(格安sim渡り歩いてmineoに行きついたという話)、

グルメモニターの利用(知る人ぞ知る!札幌で焼き肉を半額で食べる方法)、

航空会社のマイルの利用(JALマイルをシンプルにこつこつ貯める永続的な方法を紹介【2019年版】)

などがそれにあたると思います。

後はそれに加えて少額投資もしていますが、ざっくりですが年間20万円ほどの節約になっています。

その中の一つで、ぜひ利用したいのが生命保険料控除の仕組みです。

ほぼノーリスクで年間1万円少々の節約ができます。デメリットは保険営業員に会うのがめんどくさい。それだけ。

浮くお金は年間わずか10000円程度ですが、馬鹿にはできません。

仕組みは大切です。

返戻率が100%以上の保険がある

サラリーマン最強の蓄財術は保険料控除だと思います。一回入ってしまえばあとはもう特にすることはないので、コストはそんなにかかりません。

 

 

世の中は広い。医療保険という名の積み立て貯金がある

世の中は広く、医療保険という名の積み立て貯金があることが分かりました。

積み立て貯金ですから、預けていた分は100%帰ってきます。おまけに途中解約でお金が目減りしてしまうというリスクもありません。それでいて医療保険という名目なので税制優遇措置が受けられます。

今まで「無保険だから年末調整もいらないし一番得だぜ」と思っていた自分が恥ずかしいです。

明治安田生命『じぶんの積み立て』がすごい

保険商品の一つに明治安田生命『じぶんの積み立て』というものがあります。

 

これはじわじわと人気を出している商品なのですが、ものは論より証拠。早速ですが特徴をまとめます。

  1. 月々5000円からの払い込みで5年で払い込み完了
  2. 満期は10年(5年間は塩漬け期間)
  3. いつでも途中解約が可能
  4. 満期には103%の返戻
  5. 死亡時は払い込み金額×1.1%の支払い
  6. 税制(生命保険料控除)対象の保険

 

ざっくりですが、これらが記載すべき特徴です。凄いのは3の「いつでも解約可能」と、4の「満期には103%が戻る」、そしてなんと言っても6の「税制(生命保険料控除)対象の保険」という点ですね。

要するに、いつでも解約できる、年利約9%の商品ということです。こんな商品は普通ありえません。

 

 

8万円以上の積み立てで毎年10800円の節約!

所得税について、生命保険料の控除は国税庁によって下記のように決められています。

 

 

年間の支払保険料等 控除額
20,000円以下 支払保険料等の全額
20,000円超 ~ 40,000円以下 支払保険料等 × 1/2 + 10,000円
40,000円超 ~ 80,000円以下 支払保険料等 × 1/4 + 20,000円
80,000円超 一律 40,000円

引用元:http://www.orixlife.co.jp/customer/subtraction/limit.html

 一方で、住民税の場合は、

年間の支払保険料等 控除額
12,000円以下 支払保険料等の全額
12,000円超 ~ 32,000円以下 支払保険料等 × 1/2 + 6,000円
32,000円超 ~ 56,000円以下 支払保険料等 × 1/4 + 14,000円
56,000円超 一律 28,000円

 引用元:http://www.orixlife.co.jp/customer/subtraction/limit.html

 

となります。要するに、

所得税と住民税を合わせて1万800円の節税(還付)となります。

*一般的サラリーマンの所得税率20%に合わせています。

一般のサラリーマンであればこの積立貯金で月1万円貯蓄するだけで1年間に1万800円程度の免税ができるというわけです。

明治安田生命「じぶんの積み立て」では5000円からの貯金と10000円からの貯金と2種類がありますが、満額を節税したいのであれば1万円の積み立てをします。

1年間の積み立てで12万円です。そして年末調整で1万800円のキャッシュバックです。

これが払い込み期間中(5年間)ずっと続くわけですから、やって損をするということは何もありません。

12万円の保険料払い込み(貯金)で10800円が戻ってくるので、年間利回り約9%の超高額利回り商品の完成です。サラリーマン1年目からやっておけばよかったと後悔しています。

『明治安田生命のじぶんの積立』のデメリットは?

デメリットについても考えてみました。

実際に入ってみた自分としては、デメリットは二つ感じました。

一つ目は、実際に保険営業員さんに会わなければいけない という点です。

インターネットで色々買うことに慣れている自分としてはちょっとめんどくさかったです。ちなみに、自分は直接店舗まで伺いましたが、営業の方が家の近くまで来てくれるという選択もあるようです。

二つ目は、他の保険にも入った場合は、メリットがなくなる と言う点です。

生命保険料控除の上限額は8万円と決まっていますので、複数の保険に加入していても控除枠が広がることはありません。

ですから、この先の人生で、結婚したり子供ができたりして保険に新たに加入した場合、この保険(積み立て貯金)は税制面で特に意味は為さなくなります。ただ単に満期の103%還元を待つのみとなります。

とは言っても60万円払い込んで618000円帰ってくるわけですから、損はありませんし、むしろ18000円ほど得をするわけです。銀行の預金よりもはるかにすばらしいです。

投資に詳しい方ならば、60万円をプラス5年間寝かせておくことがもったいないと考えるかもしれません。60万円に5年18000円の利子が付くと考えると、年利0.6%くらいです。私のような投資素人には夢のような数字です。昨今の定期預金は0.01%とかですから。

この辺の判断はそれぞれのお金に対する知識と経験によるのではないでしょうか。

 

実際に加入してみました

実際に店舗を訪れてきました。

f:id:kitalan:20180513171124j:plain

僕の予想では、市役所の窓口での手続きのようなイメージを持っていました。

ですが実際は、別室に案内されました。ちょっと緊張しましたよ。

 

インターネットで調べたところ、店舗を訪れる必要もなく近くの自宅でもできるようでしたが、僕は保険の営業員さんに自宅を知られたくないのでやめました。

 

名刺を渡され他の商品の営業トークが・・・あまりなかった!

簡単に名刺を渡され早速商品の契約に入りました。

私は警戒心が強いので、実は、

「実際のところこの保険は餌で、他の保険のおすすめを強くされるのではないか」

と疑っていました。

あまりそういうことはありませんでした。疑ってすみません、お姉さん。

 

マニュアルに沿った説明を受けた

面談では保険の有用性とリスク、償還のタイミングなどの説明を受けました。

特に変だと見受けられるようなものもありませんでした。

時間にして1時間もかからずに終わりました。

ただし、多少他の保険の話をされました。ですががそもそも興味がないことを伝えると、強引な押し売りもなくあっさりと終わりました。

 

ということで、わずか1時間で年間1万円弱の節税の仕組みが出来上がりました!!万歳!!

その他、保険を使った節約方法

今回私が入った保険は医療保険に当たります。

その他に、個人介護保険と個人年金保険とも同様の仕組みです。即ちそれぞれ、掛け金8万円以上の時に所得税住民税合わせて68000円の所得控除。実質的にはだいたい1万円の節税になります。

個人年金と個人介護保険の方もそのうちチャレンジしようと思っています。

まとめ:最初の労力さえ惜しまなければ保険控除による節約はとてもおすすめです!

今回私が加入した明治安田生命の「自分の積み立て保険」は実質的にはただの積み立て貯金です。それでいて保険控除と満期にプラス3%の利回りを受けられるので、はっきり言って特に損がない商品です。

後は契約のめんどくささとか、私は解約はしたことはないですが、途中解約のめんどくささとか、そのあたりはデメリットにあげられるのではないかなぁと思っています。

家計改善を実践するにはまず仕組みを作ることが何よりも大切です。