Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

【まとめ】ヒルトンニセコとニセコノーザンリゾートアンヌプリはどちらお得?部屋から温泉までを比較してみた【宿泊記】

こんにちは。kitalanです。

暑い日が続きますね。いよいよ夏に向けて初夏が始まったぞ!そんな感じの毎日でしょうか。

私は夏を先取りして、ゴールデンウィークはニセコ周辺を旅行していました。そこまで観光客が多くなく、かつ北海道らしい大自然を感じられる場所なのでニセコ周辺は道外の方にも道内在住の方にもおすすめできる場所です。

北海道ニセコ町周辺で、お洒落系、または外資系のホテルを中心に探すと必ず出てくるのが『ヒルトンニセコビレッジ』と『ニセコノーザンリゾートアンヌプリ』です。

どちらもかけ流しタイプの温泉を持ち、お部屋も和室ではなく洋室で揃えており、お値段もだいたい一緒です(予約の仕方にもよりますが)。どうせヒルトン系列だから高いんでしょう~と思う方もいるかもしれませんが、素泊まりで7000円程度、一泊2食付きで12000円ほどです。最安値を検索するとまだまだ出てくるかもしれませんが、このレベルのホテルで10000円前後で宿泊できるのは、なかなかな格安旅行と言えるのではないでしょうか。一方のニセコノーザンリゾートアンヌプリは、あまり知られていませんが、一応はハイクラスホテルに分類されています。実際、立地(スキー場からとても近い)等を考えても、ヒルトンに対抗し得るホテルです。

私はこれまで、春、秋を中心にヒルトンニセコおよびノーザンリゾートアンヌプリを利用してきましたので、今回の旅行を機に、両者の違いをまとめてみました。お部屋の様子からお風呂まで。写真付きでまとめてみましたのでぜひごゆっくりお楽しみください。

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旧ホテルブランド比較ではヒルトンニセコに軍配が?!

ヒルトンニセコおよびニセコノーザンリゾートアンヌプリは、両者ともリゾートバブルが弾けるタイミングで運営会社が変更になっています。元々の運営会社現在の運営会社への移行はどちらも成功した様で、両ホテル共にそこそこの評判を得ています。

さて、「元」運営会社(というか元々のホテル)を調べてみると、

ヒルトンニセコ→「プリンスホテル」が元運営会社

ニセコノーザンリゾートアンヌプリ→「ホテル日航」(JAL)」が元運営会社

となっています。

どちらも大手会社が運営元になっています。ここでは資本金比較などはせず、これまで宿泊したホテルの記憶、一般的なホテルランキングから考えてみますが、ここはプリンスホテルに軍配があがるのではないでしょうか。日航系のホテルは作りが無難というとうかなんというか。プリンスホテルは品川プリンスホテルをはじめとして、なんだかんだとブランド力があるような気がします。ただ、ホテル日航系は食事関連に定評がありますので、そこは評価されて良いかと思います。

現行ホテル運営会社でも『ヒルトンニセコ』に軍配

ヒルトンニセコはその名のとおり、ヒルトングループが運営しています。80カ国を超える国々に550以上のホテルを展開し、その一つ一つがある程度のブランド力を備えていますから、日本のホテルはそう簡単にはヒルトンには勝てません。これは率直にヒルトンニセコに軍配があがるのではないでしょうか。

一方の、ニセコノーザンリゾートアンヌプリですが、これはちょっと調べるのに骨が折れました。ホームページを確認すると運営会社は「株式会社ニセコノーザンリゾートアンヌプリ」従業員は36名・・・とあり、少ないな・・・と感じました。あのクラスの宿で個人経営はないだろうと思い、もう少し調べてみるとわかりました。明治海運グループが親会社だということがわかりました。

1985年開業の「ホテル日航アンヌプリは明治海運グループ2つ目のホテル事業として、2007年3月にJALグループより譲渡を受け、2007年11月には名称を「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」と改称しました。その後、開業以来の大規模な工事を行い、北欧の洗練されたデザインと寛ぎの空間をテーマとした「Scandinavian Chic」をコンセプトに2007年12月6日リニューアルオープン。また、2009年12月21日には天然温泉“露天風呂”をオープンしました。
その立地は、世界一のパウダースノーと称される、北海道ニセコの一大スキーエリアに位置し「水と緑と雪」がテーマの、大自然に抱かれる心地よい滞在型マウンテンリゾートホテルです。
ニセコ積丹小樽海岸国定公園・指定内である「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」の施設規模は敷地面積 34,736m²、延床面積 11,132m²、ニセコの景観に溶け込む地上3階の建物に、レストラン・バー、ショッピングゾーン、テニスコート、大浴場・サウナを備えています。
世界中のスキーヤー、スノーボーダー憧れのニセコ。冬季の楽しみは言うまでも有りませんが、「ニセコ・アンヌプリ」エリアで、スキーを履いたままゲレンデに出られるのは、当ホテルのみです。喧騒を離れた、落ち着いた雰囲気の中で本物の Northern Life をお楽しみ頂けます。
春~秋の季節は、ニセコの自然を十分に満喫できる、ゴルフ、テニス、マウンテンバイク、熱気球、ラフティング(急流下り)、乗馬、釣り、トレッキング、登山、パラグライダー等々のアクティビティが用意されています。夏季シーズンは冷涼な気候と緑の大地が宿泊客をお迎えし、特にお子様にとっては、都会では見る事の出来ない星の瞬きと、昆虫採集などの経験が良い思い出になる事でしょう。
明治海運グループのホテル業の新たな核として、今後の飛躍を期待するホテルです。

http://www.meiji-shipping.com/group/annupuri.html

大きな会社ではありますが、ホテル運営のノウハウではヒルトンには勝てそうにありませんね。ということでここもやはりヒルトンニセコに軍配です。

部屋のリッチ感でもヒルトンニセコはノーザンリゾートアンヌプリに勝る

ここからはやっと体験記の始まりです。

まずはヒルトンニセコですが、こちらのお部屋はとにかく奇麗です。清潔感と品があります。

【ヒルトンニセコのお部屋】(デラックスダブル)

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こんな感じで、部屋の模様等が洗練されている感じです。ただ、ちょっと狭いかなぁという印象があります。あと、別にヒルトンのゴールド会員でなくても、閑散期には部屋がアップグレードされることがあるというのは、ヒルトンニセコならではの特徴かもしれません。私はじゃらん、yahooトラベル等(つまり公式サイト以外)で宿泊していますが、どちらも部屋がアップグレードされていました。

その際には、事前に自分がblue会員であることを伝える必要があります。

一方のニセコノーザンリゾートアンヌプリのお部屋はどうなっているかというと、

【ニセコノーザンリゾートアンヌプリのお部屋】(スタンダードツイン)

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至ってオーソドックスな部屋です。スタンダードルームという名前そのものだなぁという感じです。ですが、こちらの方が広さは少しありました。

まぁ、そもそもデラックスルームとスタンダードルームを比較するなという話ですが笑。高さで言ってもヒルトンは高確率で高階層に宿泊することができ、ニセコノーザンリゾートアンヌプリはそもそも3F建てなので、比較のしようがありません。

ニセコノーザンリゾートアンヌプリは朝食がウマイ!

【ニセコノーザンリゾートアンヌプリの朝食】

日航系のホテルだけあり、朝食にはかなり力を入れているようです。

特に秀逸なのが焼き立てのパンです。クロワッサン、バターロールはもちろんのこと、じゃがいもパンなどパン屋さながらのパンを楽しむことができます。

しかも嬉しいことに、通常のパンコーナーの最上段に、「焼き立て」のパン専用のコーナーがあります。時間が経つと下段に移動するという仕組みですね。

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 シンプルな朝食をチョイスしました。奥のパンはどちらも焼き立てです。

右手の牛乳は北海道豊富町の牛乳です。濃厚ですごくおいしかった。オムレツはその場で調理してもらったもので、もちろんフワフワです。ノーザンリゾートアンヌプリの朝食はたいていどの口コミサイトでも高評価ですので、自信を持っておすすめすることができます。

ヒルトンニセコの朝食

ヒルトンニセコの朝食もある程度のクオリティには達しています。写真はうまくとれませんでしたが。。下記のような感じです。

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和洋中、ひととおり万遍なく揃っています。こちらもパンはおいしかったし、その他もなかなかでした。もちろんオムレツもありましたし、種類も若干ですが、ヒルトンの方が多いような気がします。

 

ですが、これはあくまで自身の感想ですが、ノーザンリゾートアンヌプリのバイキングは、種類が少ない分、一品一品が丁寧で質が高いです。大げさに言えば、それぞれどれをとってもお店で出しても恥ずかしくないレベル。

一方のヒルトンは、ホテルのバイキングのレベルで言えばおいしいと言えるレベルです。先日沖縄のそこそこ高めのホテルに泊まりましたが、そこと比較すると対象にならないくらい圧倒的にヒルトンニセコの方がおいしかったですね!

しかし!その上をいくのがノーザンリゾートアンヌプリ。食事に関してはノーザンリゾートアンヌプリに軍配が上がります。

源泉かけ流し!成分があふれ出るヒルトンニセコの大浴場

私がヒルトンニセコを気に入っている最大の理由はお風呂にあります。正直、都会に君臨する贅沢だけが取り柄の外資系ホテル(表現が悪くてすみません)はそこまで好きではありません。たまに高級感を味わう程度なら良いですが、できればお湯さえも一流であってほしい・・・温泉大国北海道で暮らす者の贅沢な悩みです。とは言っても、せっかくの旅行だしそこそこの高級感は味わいたいな・・・そんな道民のささやかな願いをかなえてくれるのがヒルトンニセコの温泉です。源泉かけ流し、広い、適温(ややぬるめ)、目の前に羊蹄山、庭園風呂・・・初めてこのお風呂に入った時は「こんなんありかよ・・・」という気持ちがなかなか消えませんでした。本当にすごいお風呂です。

以前、まだ写真撮影がそこまで規制されていなかった頃に撮影した写真があるのでご覧ください。

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ムーディーな感じの入口。温泉でもここまでお洒落にできるのですね。

 

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シンプルな内湯。浴槽は一つだけです。まぁ、普通かな・・・という印象でしたが・・・。露天風呂は異次元でした・・・。

少量のお湯が流されている階段を下りていくとそこには・・・

 

どーん!圧巻の庭園風呂です。目の前にあるのは庭園の池で、鯉が泳いでいます。

温泉成分周辺には苔が生えますよね。それを食べているのでしょうか。温泉を浴びても生きている魚は初めてみました。めっちゃざぶざぶお湯があたりますが、平気で生きていました笑

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晴れた日は正面に羊蹄山が見えます。

 

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じゃぶじゃぶとかけ流されるお湯。最高です。ニセコのお湯は硫黄系か単純温泉ですが、こちらは単純泉のようです。

水温は露天はおそらく39℃くらいだと思います。季節にもよりますが、これはもう何というか、いくらでも浸かっていられます。・・・天国!!

ヒルトンニセコはチェックアウトが11時~、blue会員(無料)レベルでもチェックアウトを伸ばすことができますので、この時は13時頃のチェックアウトをお願いして、源泉にひたすら浸かり続けました。ちなみに、12時頃に源泉を入れたてのお風呂に入ることができます。まだ浴槽には満たされていないので、半身浴から楽しむことができます。

ニセコノーザンリゾートアンヌプリの温泉も基本はかけ流し!

ただし、加水、加温をしているようです。ですが、塩素臭は特にしませんでした。というか、源泉かけ流しと言われても騙されてしまうレベルでした。

内湯はこんな感じです。浴槽一つです。

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露天はこんな感じ。夏に行った時は暑すぎましたが、春先に行った時は適温でした。

ここでもじゃぶじゃぶ浸かり続けました、

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ニセコは温泉天国、源泉天国です。この両ホテルの温泉に関しては好みがわかれるところですが、庭園露天風呂という点でヒルトンニセコに軍配があがるかと思います。

いずれにせよ、そこそこ高級系のホテルで源泉を有しているニセコのホテルはこの二つだけ(のはず)ですので、どちらもおすすめです。

まとめ

比較した結果をまとめてみます。

【旧ホテルブランド力】

ヒルトンニセコ>ノーザンリゾートアンヌプリ

【お部屋】

ヒルトンニセコ>ノーザンリゾートアンヌプリ

【料理・食事】

ノーザンリゾートアンヌプリ>ヒルトンニセコ

【温泉】

ヒルトンニセコ>ノーザンリゾートアンヌプリ

こんな感じですね。

今日も読んでくださってありがとうございました!!北海道はこれからが夏本番です。旅行の参考にぜひぜひ。