Kitaland

10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

【旅行記】札幌からブータン王国へ旅行へ。いざ世界一幸せな国へ

いざ、世界一幸せな国へ

昨年のことですが、「世界一幸せな国」へ行ってきました。ブータン王国です。ぶらりと旅行に出かけることが多い自分ですが、そこはさすがに中央アジアの異国の地。念入りに「地球の歩き方」を熟読していきました。その分喜びも楽しさも倍増です。

そうやすやすと行ける国ではありませんから、恐らく今後の人生で二度と訪れることのない国かと思います。ですが、一度は訪れてみる価値のある国だと感じました。

マイルを貯めている身としてはマイレージをもチェックしたいところですが、(自分の知る限りでは)ANAマイルもJALマイルも貯まりません。行き来している飛行機が「ドゥルクエアー」というブータン王国国有の会社だからです。世界のアライアンスには特に登録していないのですね。ですからマイレージ自体貯まらないはずです。それでもそういった観点を度外視してでも訪れる価値のある国だと感じる旅でした。

珍しく一人旅でも恋人旅行でもなく、大人5人のグループで、タイに現地集合にしてその旅ははじまりました。

スポンサーリンク
 

山と物凄く近い!スリル満点のパロ国際空港

f:id:kitalan:20160825215621j:plain

ブータンに入国する場合は、日本からの直行便が存在しないため、どこかの国を経由しなければいけません。タイ、シンガポール、インドあたりが日本からの観光客にはメジャーなようです。

自分の今回の経路は下記です。

 日本→タイ(スワンナプーム国際空港)→コルカタ(トランジット)→ブータン(パロ空港)のルートでブータンへは入国しました。

日本からタイのバンコクへは、新千歳空港から直行便が出ているから便利ですね。

さて、バンコクからパロ空港むかいましたが、これが非常に怖かった!それなりに揺れて気持ち悪くなってしまったのですが、その時は飛行機のサイズ(あまり大きくない)のせいだと思っていたんですね。ですがそんなことはなかった。帰ってきて調べてびっうり。ブータン王国の空港は世界屈指の着陸難関地域だったようです。着陸は目視で行うという、高度な技術が必要です。

飛行機が山肌を駆け抜ける!ブータン渡航はスリルが満点?!


もう一度ブータンに行くことになったら、どきどきすると思います。怖くて乗れるかどうか・・・

 

空港とドゥルク航空の飛行機です。荘厳な建物ですね。ブータンの多くの建物がこのような外観です。この時点でもうワクワク感マックスです。

 

f:id:kitalan:20160825215636j:plain

無事空港に着いた後は出国手続きをすませます。

入国審査の際は、ブータン人用と外国籍用とその他(よくわからない)用の3種類のゲートがありました。

中央に国王様と王妃の肖像画が飾られています。さっそく異国を感じさせてくれました。

f:id:kitalan:20160825220149j:plain

 中央に見えるジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュクは2011年に日本を訪れてくださったことで有名ですね。アントニオ猪木さんに似ているとの第一印象だったのですが、国民の方々の敬愛ぶりを肌で感じ、下手なことを言ってはいけないと一週間ほどの滞在で深く感じました。

街・道、至るところで牛がゆったりと歩く国

いよいよガイドさんと合流し、国内観光のはじまりです。道中、至るところで牛が悠遊と歩いていてびっくりしました。

f:id:kitalan:20160825220658j:plain

空港から高台へ移動してもらいました。ブータンでの旅行はガイドさんとのやりとりはかなり融通がききます。絶景でした。

f:id:kitalan:20160824204332j:plain

パロ国際空港からまずは首都ティンプー(首都)へ

パロ国際空港からまずは首都ティンプー(首都)へ向かいます。

ブータンの道は写真にあるように、基本的には山道を進み、峠を越えて次の街にたどりつくというイメージです。ですから道は山に囲まれていることが多く、道路がコンクリ―トで舗装されていればかなりよい方です。距離的にはそんなにないにしても、日本で車で進める距離の三分の一程度だと考えておいた方が良いかもしれません。

f:id:kitalan:20160904134219j:plain

f:id:kitalan:20160904134341j:plain

急な傾斜を登り下りしながらガトゴトと道を進みます。晴れていたので景色はとても綺麗ですが、如何せん道が良くない・・・酔い止めを飲んだ後私は眠ってしまいました。

 クエンセル・ボタン

クエンセル・ボタンに到着しました。

f:id:kitalan:20160904134956j:plain

煌めく大きな仏像がいきなりドンとそびえ立ちます。

なんでも、外資系の会社が作ったというお話でした。ブータンに詳しい人に言わせれば「ブータンらしからぬ」もののようですが、私は日本における東大寺の大仏を連想しました。

調べてわかりましたが、この大仏は51m、東大寺の大仏は約15mだそうです。東大寺の大仏の三倍以上・・・!!圧巻でした。

ここからの眺望もやはり素晴らしかったです。

 タシチョ・ゾン

次に向かったのが「タシチョ・ゾン」です。

釘を一本も用いずに建てる伝統的建築法で建設された建物で、今はブータン国王の執務室、それからジェ・ケンポ(宗教会の最高権威者)の部屋を兼ねているようです。

f:id:kitalan:20160904140643j:plain

f:id:kitalan:20160904141733j:plain

本格的な伝統建築様式で、圧巻でした。観光客も多く、写真を撮ったりガイドさんの話に熱心に聞き入っていました。

f:id:kitalan:20160904142028j:plain

中央に見えるのが竜の紋様。手書きでしょうか。部分部分、非常に精巧なつくりになっています。

この後はメモリアルチョルテンという場所に立ち寄り、宿泊ホテルへと向かいますが、それはまた書きたいと思います。

ブータン王国で目にする旗の意味

ところでブータンにいて移動中よく目にした旗?のようなものですがガイドさんに聞いてみました。

f:id:kitalan:20160904142553j:plain

英語での対応なのでいまいちよくわかりませんが、「幸福」を呼ぶ?象徴する?旗のようです日本円にして4000円で誰でも設置できるそうです。

様々なところで目にするので、つけ方からそれが意味するところまで、非常に気になりました。

一日目の行程が終了しました。

ブータン王国に関連する記事は長くなりそうなので、まとめる前に記載しておきますが、基本的にブータン王国への入国は全て旅行会社の認可が必要です。正確には、ブータン王国が認可した旅行会社を経由し、旅行会社の添乗員さんと共に入国するというスタイルです。きままに一人歩き・・・ではなく、全て旅行会社さんと共にプランニングした内容に、添乗員さんがつきます。ちょっと変わったスタイルの旅行となるはずです。有名どころでは、『西遊旅行』さんとかが有名です。私たちは向こうの会社と直接メールでやりとりをしました。