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10代で札幌に移住して気づいたら30代半ばになっていました

【旅行記】完全源泉かけ流し!ぬかびら温泉山籠荘へ行った時の話【北海道おすすめ温泉】

北海道上士幌町のぬかびら温泉郷にある『山籠荘』へ行った時の話です。

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 ぬかびら源泉郷はどんな温泉郷?

ぬかびら温泉郷は帯広を北へ行くと行きつくことのできる、なかなかな山奥地帯にある、マニアックな温泉郷と言えます。ですが所属する7つの全ての宿が源泉かけ流しであり、温泉通の間では温泉大国北海道の中でもかなり上位に位置する温泉郷です。

しかもこの温泉郷自体が「源泉かけ流し宣言」をしており、お湯に関してはお墨付きです。所属する7つの宿は全て源泉かけ流しです!これはすごい。このご時世、お湯をまず第一に勝負をかける温泉は少ないですから、先輩の紹介を受けた時はもうわくわくが止まりませんでした。

アクセス方法

ぬかびら温泉には帯広市内からバスが出ています。が、便数が多いわけではありませんので、自家用車やレンタカーの利用が中心となります。ただ、便数は少ないものの、バス停からは徒歩2分程度と非常に高アクセスに入る部類ですので、都合がつけばそちらも良いかもしれません。

 

ちなみに私は自家用車を利用して行きました。

ルートは、上士幌から273号線を25キロほど走るというのがオーソドックスなルートです。ほぼ信号がなく、非常に気持ちの良いドライブを楽しむことができます。参考までに別のルートとして、然別湖の横を通って峠を超えていくという道道85号線を通るルートもあります。こちらは運がよければ途中、北キツネに出会えるなどと、自然を満喫できる楽しさがあります。ただ、冬場は通行止めとなります。

嬉しいことに私はキツネに出会うことができました!!

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横道にいるなぁと思っていたら

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こっちに出てきました。一眼レフを出すくらいの余裕がありました。車を停めても全然逃げません。むしろ人慣れしている印象です。とてもきれいなキツネでしたが、北海道において人慣れしているキツネには要注意。人による餌をあてにして、自然界で生き抜く力が欠けてしまうそうです。

 

意外と安い宿泊プラン

さて、話を山湖荘に戻しますが、山籠荘は意外とリーズナブルな宿です。自分の場合は二人部屋利用で15120円(税込み)でした。プランはお得プランというリーズナブルなプランを選びましたが、一泊二食付きのお値段で、料理も手作りですので、豪勢というよりは、こじんまりとした落ち着いたお宿を期待して宿泊しました。

それでも、「二食付き」「源泉かけ流し」「きれいな部屋」などの条件でこの値段は破格と言えますね。

接客は女将さんの温かいおもてなし

宿に到着後、フロントで早速チェックインをしましたが、女将さんがとても温かい接客で出迎えてくれました。外資系や一流ホテルのそれとは違い、あくまで人と人のつながりを大切にした、心のこもった接客です。ビジネスライクなホスピタリティを期待するお客さんには不向きかもしれませんが、田舎の小さなお宿という観点で見れば、この上ない行き届いたサービスだと感じました。簡単な説明を聞いたら、お部屋の案内をいただきました。

共用施設には浴衣が置いてあります。全部で60ほど種類があり、宿泊の方は好みの浴衣を選んで着ることができます。

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館内は「和」を重んじていて非常に趣がある

館内の様子は、全体が「和」を重んじた雰囲気で、各お部屋も番号ではなく「クマゲラ」などの山の動物の名前や小鳥の名前が付けられています。番傘や枯れ木がライトアップされているなど、色々なところで小さな仕掛けが凝らされていて、凝ったつくりだなぁと感心させられます。

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期待の温泉は完全源泉かけ流しの洞窟風呂!

温泉は夜通し入ることが出来ます。このお宿では自家源泉を所有しており、新鮮な温泉が絶えずかけ流されています。温泉好きにとってはたまらない素晴らしい温泉です。

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かなり暗めなので写真を撮るのにはだいぶ苦労しました。

 

泉質は単純泉の炭酸水素塩泉で、入った後は身体のぽかぽかした状態がかなり長い時間持続しました。

『洞窟風呂』と銘打つだけあり、温泉内は少し薄暗いですが、朝方は陽の光が微妙に差し込んできて風情がありました。夜は薄暗く、慣れない人は少し不気味かもしれません。湯気ももうもうと立ち込めていました。これらを「雰囲気がある」と喜ぶか、「薄暗い」と不安を感じるかは人それぞれだと思います。露天風呂がないのが玉に瑕だと個人的には感じました。

 

湯温は体感温度にして42度ほどだったと記憶しています。浴槽は中堅サイズ(人4,5人は入れるほどの大きさ)の浴槽が一つ。一人用の浴槽が一つでした。入浴用の温泉とは異なりますが、宿の入口には「飲む温泉」がかけ流されています。飲んでみましたが、無味無臭の温かいお湯でした。 

部屋も和風テイスト、囲炉裏もあるぞ!

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「和」を重んじた雰囲気の部屋に、

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寝室。こちらも和風で布団ですね。微妙に近い・・・

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ふすままで粋な感じです。

 

その他の情報としては、部屋は二間に分かれており、テーブルが一つに一人用の椅子が二脚、最初から空気清浄機が設置されていました。特徴的なのは、囲炉裏が設置されていることで、実際に火を起こして暖をとることができました。

食事は山菜だらけに土鍋のお米!

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これがめちゃくちゃうまかったです。おかずがなくなってからももぐもぐとお米だけでも食べられるレベルでした。

 


ぬかびら温泉の「山籠荘」についていえば、総じてめちゃくちゃおすすめな宿です。ただしゴージャスを求めるというよりは田舎暮らしに田舎料理を楽しみたい人におすすめです。北海道の田舎時間を肌で感じることのできる、そんなお宿です。僕はめちゃくちゃ好きですね。

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